『チコちゃんに叱られる!』やべっちポーカーフェイス発動!? 岡村の無表情は何を意味する
#ナインティナイン #岡村隆史 #矢部浩之 #チコちゃんに叱られる!
‘和田アキ子には喜び、矢部には無表情の岡村’
この日最後のテーマは「『空気を読む』って何をしてるの?」という疑問。場の雰囲気を察する、行動予測、同調圧力……といった答えがパッと思い浮かんだがどれも違うらしい。チコちゃんが発表した正解は「0.2秒の本音を見ている」だった。ちなみに、MCの岡村隆史は「脳の反射の動きが空気を読むという動き」と回答している。
詳しく教えてくれるのは「空気を読むを科学する研究所」代表の清水建二先生だ。空気を読むとき、人は何をしているのか? 実は、周りにいる人は0.2秒だけ表れる本音を見ているという。人はお互いの表情を見て、お互いがどう思っているか感じ合いながらコミュニケーションをとっている。どんな人間にも7つの表情(喜び、怒り、悲しみ、驚き、嫌悪、軽蔑、恐怖)が生まれつき備わっており、この表情が空気を読むときに人が見る「0.2秒の本音」と深く関係しているというのだ。
これらの表情は脳からの指令が顔の筋肉に伝わって作られるが、その指令が伝わるまでの時間がポイント。顔の表情を作るための筋肉、表情筋はおよそ30種類もある。例えば、会話中に「お前、太った?」と言われたら、その瞬間に脳が表情筋に「怒りの表情を作れ」と指令を出す。しかし次の瞬間、相手に怒りが伝わってはいけないと脳が判断すると「怒りの表情を作るな」と別の指令が出される。感情を抱いた瞬間に無意識のうちに出る指令は「反射」で、状況を踏まえた上で出る指令は「理性」だ。反射があって理性が働くので、反射と理性の間にはどうしても0.2~0.5秒の時間差が生まれてしまう。この時間差に本音の表情が表れるのだ。しかし、人間は会社や地域など大きなコミュニティに属している。複雑な関係性が入り込むコミュニティで全ての感情が素直に顔に出てしまっては社会生活がうまくいかない。だから、理性で本音を隠さなくてはいけなくなったということ。結果、ほんの一瞬だけ本音が表情に表れるようになったのだ。ということは、岡村の回答はほぼ正解だ。
果たして、0.2秒ほどの本音の表情とはどういうものなのか? その一瞬の表情を分析して7つの感情に落とし込む機械が研究所にあるので、それを使った実験を担当ディレクターを対象に行うことに。まず「会社から与えられている仕事についてどう思っていますか?」と質問すると、担当Dは「ありがたいなあって感じです」と回答した。このときのディレクターの表情を分析すると、喜びの感情99.93%が検出された。
つまり、仕事にすごく満足していると読み取ることができる。続けて「面倒くさい後輩はいませんか?」と質問すると「面倒くさくはないですけど……」と言いながらディレクターの表情には83.94%の怒りと97.01%の悲しみが滲み出ていた。仕事ができない後輩にイラッとするけれど、その後輩を助けてあげたいという本音を読み取ることができる。なんだか、ウソ発見器に使えそうな機械だな……。
続いて登場したのは岡村だ。彼の本音を探ってみようという実験が行われた。岡村が見るモニターに色々な画像が映るので、彼がどういう反応を示すのか探るという趣旨である。例えば、彼が学生時代に好きだったという新田恵利(おニャン子クラブ)の写真が映し出されると、岡村の表情からは56.58%の喜びを読み取ることができた。続けて、和田アキ子の写真には99.93%の喜びが検出されたし、笑福亭鶴瓶の写真には99.04%の喜びと99.22%の嫌悪が検出された。鶴瓶という大御所の境地に自分は行けるだろうか? という自己嫌悪と少しの悔しさが表情に表れたようだ。
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