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『俺の家の話』発達障害の小学生を演じたジャニーズJr.羽村仁成に注目集まる

『俺の家の話』公式サイトより

 宮藤官九郎が手がける金曜ドラマ『俺の家の話』(TBS系)の第1話が、1月22日に放送された。平均視聴率は11.5%(関東地区・ビデオリサーチ調べ)を記録し好発進。介護や発達障害、コロナといった重めのテーマを扱った『俺の家の話』だが、さすがはクドカン、笑いあり感涙ありの社会派コメディドラマに仕上がっていた。

 なかでも話題を呼んだのが、西田敏行演じる観山寿三郎が認知症診断テストを受けるシーン。寿三郎はケアマネジャーに野菜の名前を挙げるよう言われ、「人をバカにするのもいい加減にしなさいよ」と笑いながら野菜を思い出そうとするが、なかなか言葉が出てこない。「ほら、あの……」と顔をしかめ、苦し紛れに笑う寿三郎に、胸を締め付けられる視聴者は多かっただろう。その戸惑いをリアルに表現した西田の演技力に、ネットでは称賛の声が上がっていた。

 ただ、このシーンで注目を集めたのは西田だけではない。ともにテストに参加した寿三郎の孫・観山秀夫を演じた、ジャニーズJr.の羽村仁成(はむらじんせい)の演技力にも称賛の声が寄せられている。

 秀夫は数年前に学習障害と診断され、多動症(ADHD)の兆候もあると医師から告げられている小学5年生。ケアマネの発した「テスト」という言葉に反応し、「僕もやる!」と言いだす秀夫を周囲の大人がなだめるが、「なんで?やる!おじいちゃんと一緒にやる!」と言って聞かない。そうして認知症診断テストが始まると、嬉しそうに野菜の名前を答えていく秀夫。寿三郎の番を待たずに次々と回答し、ケアマネに「ちょっと坊や黙ってようか」と言われるも、そのままニコニコしながら野菜の名前を挙げていった。

 落ち込む寿三郎に、秀夫は「勝ち?僕の勝ち?も~手加減しないって言ったじゃん~」と嬉しそうに絡み場が凍り付くも、秀夫は気付いていない様子。この演技に視聴者からは「うちの子がまさに学習障害とADHDなんだけどすごくリアルだった」「俺の家の話見てるけど羽村くんって子演技上手だな」「俺の家の話の長瀬くんの息子さん役の子、学習障害の役大げさ過ぎずとっても上手だなあ」と、羽村に称賛の声が集まった。

 そんな羽村は、ジャニーズJr.に入る前はワタナベエンターテインメントに所属し、子役として活動していた。それも6歳のときからドラマに出演しているというのだから、演技力の高さにも頷ける。今回、難しい役どころに挑戦した羽村。彼は今後『俺の家の話』でどんな表情を見せてくれるのだろうか。活躍を見守りたい。

■番組情報
金曜ドラマ『俺の家の話』
TBS系/毎週金曜日22時~
出演:長瀬智也、戸田恵梨香、永山絢斗、江口のりこ、桐谷健太、西田敏行、井之脇海、道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)、羽村 仁成(ジャニーズJr.)ほか
脚本:宮藤官九郎
演出:金子文紀、山室大輔、福田亮介
チーフプロデューサー:磯山晶
プロデューサー:勝野逸未、佐藤敦司
音楽:河野伸
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/oreie_tbs/

早乙女りこ(ライター)

東京生まれ神奈川育ちのフリーライター。映画・ドラマはジャンル問わず幅広く鑑賞しており、物語の展開を予想したり、役者の演技を複数作品で見比べたりすることが趣味。

さおとめりこ

最終更新:2021/01/29 12:00
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