溝端淳平“消えた”期間に磨かれた演技力『天国と地獄~サイコなふたり~』で人気再熱か
#綾瀬はるか #高橋一生 #天国と地獄~サイコな2人~
怒涛の展開を繰り広げる『天国と地獄~サイコなふたり~』(TBS系)の第3話が、1月31日に放送される。綾瀬はるか演じる刑事・望月彩子と、高橋一生演じる連続殺人の容疑者・日高陽斗の魂が入れ替わってしまう、というストーリー。世帯平均視聴率16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と好発進を切った初回に続き、第2話も14.7%と高視聴率をキープしている。
第2話も引き続き、綾瀬はるかと高橋一生の熱演ぶりに、息つく間もなく引き込まれた視聴者から絶賛の声が上がっていた。同時に、ネットではある人物に対してコメントが殺到、注目をあびていた。
それは、俳優の溝端淳平が演じる、彩子のバディ刑事・八巻英雄。第2話のラストで、日高(中身は彩子)にふたりしか答えを知り得ようのない質問を投げかけ、彩子と日高が入れ替わったことを見破った。そのシーンに思わず涙したという視聴者も多かったが、まだ2話なのに気付いてしまった八巻を「殺されないで」と心配する声も多く上がっていた。
初回から溝端はゆとり世代のちょっと頼りない後輩刑事役を好演、空気感のある自然な演技で綾瀬を支えていた。八巻のキャラクターもあるだろうが、パッと目を引くような目立つ演技ではなく、じんわりと味わいがある、知らないうちに見る者の心に入り込み好きにさせる、そんな存在だ。
2006年に「第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを獲得した溝端は、2007年にドラマ『生徒諸君!』(テレビ朝日系)で俳優デビュー、翌2008年にはドラマや映画『DIVE!』で主演を務めるなど、勢いを見せた。2009年の日経トレンディの今年の顔に選ばれたこともあった。その後も数々のドラマや映画に出演、2010年には映画『赤い糸』で第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞するなど、甘いマスクのイケメン俳優として順調な活躍が続いた。
だが、そんな溝端が20代の後半にさしかかる2016年頃から、ぱったりと地上波で見かけることがなくなってしまった時期があった。ブレイクしきれずに消えてしまった?などと心配する声もあったほど。しかし溝端はしっかりと活動を続けていた。実はその期間、舞台に力を入れていて、俳優として新たなステージに上がっていたのだった。
そして30歳となった溝端は2019年には連続テレビ小説『スカーレット』(NHK)に出演。優等生役からやがて“残念なイケメン”に変化する役どころが溝端にぴったりとハマり、お茶の間に笑いを提供、その演技は高い評価を得たのだった。
若さと勢いで駆け抜けた20代前半から、路線変更、俳優として演技を磨いた20代後半。現在、31歳となり実力を兼ね備えた溝端が、『天国と地獄』に挑み、しっかりと脇役としての役割を全うしている。入れ替わりの事実を知ってしまった八巻が、第3話以降バディとしてどう彩子(中身は日高)と接していくことになるのか、殺されてしまわないか、物語の展開が気になって仕方ないところだが、そんな溝端の演技にも注目していきたい。
■番組情報 日曜ドラマ『天国と地獄~サイコな2人~』
TBS系/毎週日曜日21時~
出演: 綾瀬はるか、高橋一生、柄本佑、溝端淳平、中村ゆり、迫田孝也、林泰文、野間口徹ほか
脚本:森下佳子
編成・プロデュース:渡瀬暁彦
演出:平川雄一朗、青山貴洋、松木 彩
プロデュース:中島啓介音楽:髙見 優
主題歌:手嶌葵「ただいま」(ビクターエンタテインメント)
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/tengokutojigoku_tbs/
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