西浦教授のGoto検証論文をめぐり『バイキング』で珍しく意見真っ二つ! 坂上イエスマンたちが激論
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26日放送のフジテレビ『バイキングMORE』で京都大学西浦博教授らが発表した「GoToトラベル」と新型コロナ感染拡大の関係についての研究結果を巡って意見が対立する場面が見られた。
西浦教授が発表した分析結果によると、対象感染者の2割が県をまたいで旅行または旅行者と接触していることがわかった。またキャンペーンが始まる前の5日間と開始後の5日間を比較すると感染者が2、62倍に増えていたことも明らかになった。この結果を受け、西浦教授らは「初期段階ではGoTo事業が感染拡大に影響した可能性がある」と指摘している。
これにMCの坂上忍は「一方で菅総理は感染拡大にGoToは直接的な要因となったエビデンスはないとおっしゃっいたなかで、西浦さんの(研究結果)はどのように見てます?」と、昭和大学二木芳人客員教授にコメントを求めた。
二木教授は「こういうエビデンスは本来政府が出すんですけどね」とバッサリ。「なにかやった時は検証して次の、何か起こった時に結びつけなきゃいけない」と指摘した。
また、「こういう数字はおそらく政府内にも何らかのものがあるんじゃないかと、ただあまり都合が良く無いので出さないのかなと勘ぐっちゃう所もありますね」と見解を述べた。
坂上は「西浦さんが政府にとって都合の悪いデータを出してくれることによって、僕らっていうのはひとつひとつ正しい知識に近付いて行くことが出来ると思うんですけど」と、西浦教授の研究結果を全面的に支持している様子を見せた。
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会顧問の山本博は2020年の10月に行われた全日本選手権にほとんどの選手がGoToトラベルを使用していたと話し、「エビデンスとして確証があるかどうかは別としても、かなりの人がこれを利用して移動したという実感はあります」と、若干論点ずらしの感じもありつつ研究結果への明言は避けた。
坂上はブラックマヨネーズ小杉竜一に「直接的な要因かはどうかは置いといて、人が動けば、ウイルスってそう言うもんでしょ?」と同意を求めたが、小杉は「でも、この一兆(GoToトラベルの予算案)を頼りにしてる業界の方もおられるので」と反論。「使うなら胸張って使えるようにして欲しい」と観光業に気を配る発言をした。
また「年末年始GoTo辞めてても増えてるから関係ないちゃうんかって言う人もいるじゃないですか」と反対意見を述べつつ「この辺、追求するのはもう難しそうだから、使うなら楽しく使える前向きな話になったらいいと思う」とまとめた。
次に話を振られたブラックマヨネーズ吉田敬は「西浦先生が僕の中ではちょっと大きくデータを言うイメージがまだあるんですよ」と西浦教授の印象を話した。これに坂上はすぐさま反応し「たぶん大きくっていうかネガティブな情報をちゃんと伝えてくれるっていう俺は受け止め方だけどね」と訂正。
吉田が「8割おじさんって言われて、20万人位かかるっておっしゃったんでしたっけ?」と続けると、二木教授が「いやもっと、40万人位死ぬかもって話しがあったんでしょ」と訂正し、「それは最悪のシナリオですから、ちゃんとやらないと、こういう可能性もあるよというメッセージと捉るべきじゃないかと思いますね」と説明。
吉田は「でもGoTo行かんことにはこっちで亡くなる命とか。そっちの心配があるから」とこちらも観光業に配慮するコメントをし、旅行先のどこで感染したのか調査し、人が移動する方向での対策も考えた方がよいのではないかと案を述べた。
坂上は「でも簡単に言っちゃえばさ、菅総理がGoToが感染拡大に影響及ぼしたエビデンスが無いって言うんならさ、そのエビデンスはいつ出てくるんだっていう」と話を戻して反論し「情報開示っていう所を政府が怠ってる、とは言えないけど、都合いいように映っちゃってるっていうのは問題」と指摘した。
ネット上では「今日のブラマヨ二人とも、坂上さんに歯向かうね」「ブラマヨがんばれ」「ブラマヨのおふたりはしっかり自分の意見言えてる」と反論したブラマヨを応援する意見も見られた。
坂上が話を振ると”うんうん“と同調することが多いコメンテーター陣だが今回は珍しくふたり連続して、意見が衝突。特に吉田が西浦教授をことを“大きくデータを言うイメージ”と発言したときにはスタジオに一瞬緊張が走った。
まるで、『バイキング』が討論番組になったかのような瞬間だった。
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