大相撲、上位は休場&取組はスカスカ! シラケた場所を盛り上げた「土俵下の美女」の正体
#相撲 #白鵬 #貴景勝 #鶴竜
“神聖な”大相撲の土俵は女人禁制。これまで幾度も議論されながら、その禁はいまだ破られていないが、まさか女性が場所を盛り上げることになろうとは……。
コロナ禍で行われた2021年の大相撲初場所は、色々な意味でファンの期待を裏切る場所だった。場所前に全力士および関係者にPCR検査を実施したところ、複数の部屋で陽性者が確認され、十両以上の休場者数は史上最多の16人に。主役となるべき白鵬と鶴竜の両横綱は3場所連続全休となり、この1年で2人が初日から千秋楽まで出場したのは、いずれも1度だけだ。
「両横綱が休場となり、見どころは昨年11月場所を制して横綱昇進の期待がかかる大関・貴景勝でしたが、初日から4連敗を喫し、早々に綱取りは消滅。その後も負けがこみ、途中休場に追い込まれました。休場者があまりに多かったため、テレビ中継は解説やインタビューで“かさ増し”するような状況でしたし、観客数を絞っていて歓声も上げられないためか、熱の入った取組も少なめ。上位陣はピリッとせず、しょっぱい場所でしたね」(週刊誌のスポーツ担当記者)
場所前、休場が続く両横綱については、横綱審議委員会から「引退勧告」の次に重い「注意」が出されていたが、かたやコロナ陽性(白鵬)、かたやケガ(鶴竜)と、理由があったにせよ、完全に無視された形。横審の面目は丸つぶれだ。そんなシケシケの場所を盛り上げたのは、土俵下だった。
「熱心な相撲ファンの間で話題になっていたのが、テレビ中継に映り込む観客席の女性です。その女性は、東の花道の横の溜席が定位置で、常に背筋をピンと伸ばして正座しながら取組を見つめており、初日から千秋楽まで皆勤賞。ネットでは“溜席の妖精”と呼ばれ、『溜席に毎日いる謎の女性がめちゃくちゃ気になる』『今日も来てる!ワンピースの女性!!』と、大いに盛り上がりました。関係者の間でも話題になっていましたが、有力なタニマチの関係者だと聞いています」(同上)
相撲中継にチャンネルを合わせた視聴者が、土俵上ではなく、テレビ画面の隅っこに映る観客席をチェックしていたなら、力士たちにとっては屈辱極まりない。ただ、休場者続出でも場所を決行した意味はあったという。
「両横綱が初日から休場したにも関わらず、視聴率は安定して14~17%をキープしており、相撲人気の底堅さを見せつけられました。もともと冬場は在宅率が高く、不要不急の外出を控えるよう呼びかけられていたのも大きかったでしょうが、これだけ数字を取れるのは、視聴習慣がついている人がいかに多いのかの現れ。NHKが相撲協会に払う放映権料は、1場所で4~5億円と言われていますから、土俵が盛り上がらなくても協会は一安心といったところでしょう」(キー局関係者)
巨漢力士が束になっても、“妖精”には敵わなかったようだ。
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