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"菜々緒×外資系高級ブランド"が眼福すぎる…『オー!マイ・ボス!』がまるでファッションショー

『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』公式サイトより

 火曜ドラマ『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』(TBS系)の評判が上々だ。平凡な主人公・鈴木奈未(上白石萌音)が働くドラマの舞台となるのは、架空の出版社・音羽堂出版のファッション誌編集部。「VOUGE(ヴォーグ)」(コンデナスト・パブリケーションズ)などと並ぶ世界に羽ばたくファッション誌「MIYAVI」の創刊を目指しているという設定だ。しかし、ただのフィクションだと思って見ていたら甘かった。出演者や衣装がとにかく豪華なのだ。

 まず、ファッション誌のカリスマ編集長・宝来麗子を演じる菜々緒の着こなしが素晴らしい。かつては「non-no」(集英社)や「GINGER」(幻冬社)の専属モデルを務め、ファッショモデルとして磨き抜かれたキャリアを持つ菜々緒。第1話、空港で奈未とすれ違うシーンで着ていたのはSaint Laurent(サンローラン)の真っ赤なダブルブレストロングコート。第3話の予告動画では、Dolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)の新作ツイードジャケットを優雅に着こなしている。ほかにも麗子が着る衣装はFENDI(フェンディ)やGIORGIO ARMANI(ジョルジオ アルマーニ)などどれも一流ブランド。それが違和感なく馴染むのは、菜々緒のモデルとしての力量だろう。

 さらに第1話では、2人のファッション界のカリスマがシークレットゲストとなり、視聴者をざわつかせた。1人目は、日本を代表するモデルであり、パリやニューヨークなど海外でも活躍している冨永愛。モデル役として登場した富永と菜々緒が同じ画面に映ると、SNS上では「(美しすぎて)画面が割れる」「ツーショットかっこいい」などと美の競演に幸せあのため息が漏れた。そして、その富永を撮影するカメラマンとして登場したのが、2人目のゲストで世界的フォトグラファーのレスリー・キーだ。本人役としての出演に、こちらも驚きの声が上がった。

 ほかにも作中では触れられないが、富永が身につけていた和ドレスはX JAPANのYOSHIKIが手がける着物ブランド「YOSHIKIMONO」のものであったり、その髪型が「フルイドヘアライン」と呼ばれるトレンドを反映したものであったりと、『ボス恋』はファッションショーさながら。ただのお仕事恋愛ドラマかと思いきや、ファッション界の旬なネタがこれでもかと豪華に盛り込まれているので、ファッション好きなら、かなりおもしろく感じられるのではないだろうか。

 どの衣装もなかなか実際に着てみようと思えるお値段ではないが、その洗練された美しさは眼福だ。ギリギリ手が出て、誰でも身につけやすそうなアイデムでいえば、第1話で潤之介(玉森裕太)が奈未の手首にお守りのようにつけてくれたCartier(カルティエ)のブレスレットがいいかもしれない。特に玉森ファンであれば、潤之介から贈られたブレスレットが現実に手に入るというのは胸熱だろう。

 キャスティングがいいだけに、かなり衣装が注目される作品になった『ボス恋』。ブランドも喜んで衣装提供しているに違いない。見ているだけでセンスが磨かれていきそうなドラマは、ファッション界への扉も開いてくれそうだ。

■番組情報
火曜ドラマ『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』
TBS系/毎週火曜日22時~
出演:上白石萌音、菜々緒、玉森裕太、間宮祥太朗、久保田紗友、亜生(ミキ)、秋山ゆずき、太田夢莉ほか
脚本:田辺茂範
演出:田中健太、石井康晴、山本剛義
プロデュース:松本明子
音楽:木村秀彬
主題歌:Kis-My-Ft2 「Luv Bias」(avex trax)
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/BOSSKOI_tbs/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2021/01/26 18:00
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