プロ野球で外国人入国制限問題勃発! 石井一久監督もぼやき…
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プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの石井一久監督が20日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で入国制限が続いている新規外国人選手の問題について言及した。
現在は政府が東京など大都市圏を中心に緊急事態宣言を発出中。さらに、新規の外国人の入国を一時的にストップさせている。政府は2月7日にも解除したい意向だが、感染拡大が続けばさらに延びる可能性もある。これにより生じているのが球団によって“外国人選手が入国できた、できていない”というばらついた状況。入国後も2週間の自宅待機が必要で、チーム合流にはさらに期間がかかるため、チーム編成において影響が出ることは避けられない。
20日に行われた12球団監督会議で石井監督は、新外国人選手が軒並み入国できていないことに「フェアな状況ではない。(セ・リーグ、パ・リーグの両リーグの)理事会で議論をしてほしい」と訴えた。
実際、楽天ではブランドン・ディクソン、アダム・コンリー、ルスネイ・カスティーヨの3人を新たに戦力として獲得しているが日本でプレーするためのビザが取れていない。
プロ野球OBは「昨年末の感染拡大からこうした事態が起こることはある程度、予想できていたが実際に最悪の展開になってしまった。ところがそこに向けてのプロ野球の各球団が準備したことといえば、外務省に対して新外国人選手と特例で入れてもらえるように陳情しただけ。日本のあらゆる部分が影響を受けている中でプロ野球だけ特別扱いしたら、それこそ世間から政府に対して批判が殺到することが分からないんですかね。だから浮世離れしていると一部で揶揄されている」と呆れている。
今のところ無観客で行われる予定の春キャンプもいつ、どうなるか全くわからない。
「そこで助っ人のことを主張されてもどうしようもないし、かといって各球団は選手と契約しているのだから、それを止めるわけにもいかないだろう。結果、不公平さは避けられないが運がなかったとしかいいようがない」
石井監督のぼやきは、切実な一方で何とも寂しい。
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