Juice=Juice、つばきファクトリー、エビ中…新メンバーオーディション開催の裏にある「メンバーの進路確保」
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ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「Juice=Juice」と「つばきファクトリー」が、合同で新メンバーオーディションを開催すると発表した。これまで、モーニング娘。やアンジュルムなどの新メンバーオーディションを開催してきたハロプロだが、2つのグループが合同という形でオーディションを開催するのは今回が初めてとなる。
「これまで、Juice=Juiceもつばきファクトリーも、ハロプロの育成組織である『ハロプロ研修生』からの昇格という形でメンバーが加入していましたが、今回は初めての外部からの募集です。新たな風を求めているということでしょう」(エンタメ誌ライター)
女性アイドルのオーディションという意味では、スターダストプロモーションの「私立恵比寿中学」も、グループとしては初の新メンバーオーディションを開催中だ。
「エビ中は、スターダストに所属している若手タレントの中から新メンバーが選ばれるというのが過去の流れでした。エビ中もまた、ハロプロと同様に外部からの刺激を欲しているのでしょう」(同)
アイドルグループが新メンバーオーディションを開催する最大の理由は「グループの存続」だという。
「1990年代末にモーニング娘。がブレイクして以降、オーディションを開催して新メンバーを加入させながら、グループが続いていくというスタイルが一般的になりました。同じグループが継続させて活動することには、持ち曲を活用しながら、固定客をつなぎとめておけるというメリットがあるわけです。初期投資がかかる新グループの立ち上げよりも、リソースを活かせるという意味でも、既存グループを続けたほうがコスパもいいですから」(音楽事務所関係者)
さらに、最近はメンバーの進路の選択肢を確保するために、オーディションを開催するというパターンもあるようだ。
「同じメンバーで長年グループ活動を続けていると、“1人でも欠けたら解散”という空気になってくるのがアイドルグループというもの。そうなった場合、誰か1人が何らかの理由で卒業したいと思ったら、他に続けたいメンバーがいたとしても解散せざるを得なくなることもある。
実際に、ハロプロでは2020年3月で『こぶしファクトリー』が解散しているんですが、中には続けたいメンバーもいて、事務所も存続を模索したものの、卒業を望むメンバーの意志が強く、結局解散となってしまった。メンバー同士の絆があまりにも強かったがゆえの悲しい結末だったんですよね。そういったことにならないように、新メンバーを入れて、グループの形を緩やかにすることで、“誰か1人が卒業したら解散”という空気にならないようにしているのだと思います」(同)
ハロプロが所属するアップフロントプロモーションやエビ中のスターダストは、女性アイドル業界の中でも“優良事務所”だとされている。
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