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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > チコちゃんを泣かせた岡村隆史の“ある話”

チコちゃんを泣かせた岡村隆史の“ある話” 「ダメ。もう泣かせないで、私をこれ以上」

‘結婚後、カラフルな衣装を着ることが増えた岡村’

 この日2つ目のテーマは、「なんでメリーゴーラウンドは馬が回っているの?」というもの。回答者に指名された山田は「昔のヨーロッパでは馬に乗ってグルグル回る貴族の遊びがあった」と答えたが、これは不正解である。しかし、なかなか惜しかった。チコちゃんが発表した正解は「槍試合の練習をするため」だった。

 詳しく教えてくれるのは、大阪府立大学の橋爪紳也特別教授。曰く、メリーゴーラウンドの原型は、17世紀のフランスである競技の練習用に発明されたものだそう。その競技とは、馬の上で槍を持って戦う「馬上槍試合」だ。馬上槍試合とは中世ヨーロッパで行われていた貴族たちのスポーツ。甲冑姿で馬に跨り、槍や剣の技術を競い合う競技である。一騎打ちや団体戦などの種目があり、現代でもお祭りとしてヨーロッパ各地で開催されている。また、その長い歴史の中で戦い方やルールも様々な変化を遂げていった。中でも16~17世紀フランスで流行したのが、馬に乗ったまま走り抜けて柱に付けられたリング(輪っか)を槍に引っ掛けてさらい取るゲーム。この技術を高めるため、回転しながら繰り返しリングを取る練習用装置として発明されたのがメリーゴーラウンドだ。そこに、よりリアルな練習をするため木馬が付けられたと考えられる。なるほど、回転するからメリーゴー“ラウンド”と名付けられたのか。でも、スポーツの練習器具がどうして遊具へ変わっていったのか?

「貴族の庭園の中にたぶん練習の機械を置いたと思うんですよ。試合なんか関係ない人たちも『乗ってみよう!』と遊び始めたんじゃないかと思います」(橋爪教授)

「思います」って、そこは教授の予想で済ませるのか……。とにかく、こうして槍試合の練習器具はリングを取る遊びへと発展。そして、これが地元のお祭りに登場すると「貴族の気分が味わえる」と庶民の間で大人気に! やがて電球が飾られ、音楽が流れるようになり、現代のメリーゴーラウンドに近づいていった。……って、これなら山田君の回答は大正解だったじゃないの!

 日本では1918年に浅草の木馬館でメリーゴーラウンドが初めて常設された。さらに、20世紀初頭にドイツで作られた日本最古のメリーゴーラウンド「カルーセル・エルドラド」は、としまえんで多くの人々に愛された。しかし、そんなとしまえんも2020年8月31日に閉園した。時代は回るのだ。

 VTR終了後、「馬に乗って行ってみたいところはどこ?」という質問に、チコちゃんは「白馬に乗ってわこちゃん(島崎のこと)の家へ迎えに行きたい」と回答した。

島崎 「白馬いいよねー! 王子様ってどこにいるんだろうね?」
岡村 「どこなんでしょうね? ずっと探してはりますもんね(笑)」
島崎 「えっ、なんですか!? なんですかー!? ピンクなんて着ちゃって、変わった。あー、変わった変わった!」

 結婚した岡村に当たりの強い島崎。確かに、結婚後の岡村はカラフルな衣装を着る機会が増えた気がする。時代は回り、とうとうあの岡村も結婚したのだ。

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