浜村淳、ラジオ47年目で初病欠 迫りくる後継者不足の実情
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大阪のラジオ放送局、MBSラジオの看板番組『ありがとう浜村淳です』に出演するタレント・浜村淳が、番組出演47年目にして初めて欠席した。18日から復帰する予定だが、今後が心配される。
13日の放送終了後に病院で受けた定期検査で脳に小さな血管のつまりがわかり、そのまま入院したという。所属事務所は検査をクリアしたと説明、16日に退院し週明けからの番組復帰には間に合うとしている。
通院、投薬治療は継続するというが、そもそも番組は1974年に開始。現在も月曜日から土曜日まで週6日フル稼働している。
お笑い関係者は「一時は映画評論家として東京での活動も多かっただけに、オールドファンも多い。俳優、女優、アーティストは今でも影響力のある番組としてこぞって関西キャンペーンの時は浜村さん詣ですることが多々あるんです」と話すが、やはり心配なのは浜村が86歳になっていること。これは世代交代が進んでいない証左だろう。
「ここまで番組をやり続けたら、普通なら死ぬまでレギュラー出演は続くでしょうね。ただ、健康が維持できないとなれば話は変わってきます。入院の度に番組を欠席されては、ラジオ局側としても困るでしょうし、本人も朝の顔として君臨し続ける難しさを徐々に感じるでしょうしね。ただ、後任が育っていれば週に1回だけでも出演させられたり、今回のように急な欠席でも代役を頼めることはできるが、果たしてそうした人材が何人いるのか、どうしても疑問符はついてしまう。
若い世代のラジオ離れが久しいですが、新型コロナウイルス感染拡大によって非接触ながらリスナーとの距離が近いラジオメディアは再び見直されている側面もあります。この流れに沿って次の世代にバトンタッチしないと、浜村さんがいなくなってもいきなり週6日を背負える人って、仮に局アナでもなかなか見つけられないと思いますよ」(在阪放送作家)
番組のことを考えれば、きりの良い50年がひとつの節目となるだろう。そこまでに新たな顔を作ることができるか。
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