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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 『ボス恋』玉森担が安心して観られる訳

キスマイ玉森担が『オー!マイ・ボス!』を安心して観られる理由…“際どいアレ”に鍛えられる胆力

オー!マイ・ボス!恋は別冊で』公式サイトより

 1月12日、上白石萌音が主演を務める『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』(TBS系)の第1話が放送された。ファッション編集部が舞台となるドラマで、映画『プラダを着た悪魔』を思わせる設定の本作。第1話は、主人公の鈴木奈未(上白石萌音)が熊本から上京するところからはじまる。安定した定時帰りの仕事に就くはずが、パリからヘッドハンティングされてきたカリスマ編集長・宝来麗子(菜々緒)率いるファッション編集部に配属されるが、次第に雑誌づくりのおもしろさに目覚めていく。

 ドラマの公式Twitterではハッシュタグ「#ブルきゅん」を推しているが、これは鬼上司にブルブル震えるさまと胸キュンをあわせた造語のよう。菜々緒の徹底したバリキャリっぷりも見事だったが、第1話でさまざまな胸キュンシーンを見せてくれたのが潤之介役で出演するKis-My-Ft2の玉森裕太だ。SNSでは、玉森ファンたちが大いにざわついていた。

 「これは潤之介くん? 玉森くん? 本当かわいい」

 「子犬系男子ってハマっちゃうと沼でしんどいんだよな」

 「これは玉森担になりそう(笑)」

 冒頭から、さっそく奈未を抱きとめたり、不意に手を取って走り出したり。就活中にスーツをダメにしてしまった奈未に服を見繕い、やさしくお守りを手首にはめるシーンには悶絶する視聴者が続出した。胸キュンシーンはまだ続き、ケーキのクリームを指ですくって上目遣いで食べたり、落ち込む奈未をバイクの後部座席に乗せ腰に手を回させたりと、挙げはじめたらキリがない。最後には「俺の彼女になって?」と奈未にお願いするなど、特に“玉森担”からは嬉しい悲鳴が上がっていた。「声のトーンや話し方が素の玉森に近い」と、潤之介のゆるふわ感が玉森本人のようだと言う人も。

 さらにファンを驚かせたのが、奈未が幼なじみのためにケーキを買いに行ったシーンだ。

 「ケーキ屋、キスブサのとこやないかいwww」

 キスブサとは、バラエティ番組『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)のことだ。Kis-My-Ft2の冠番組なのだが、この中に「キスマイBUSAIKUランキング」というメインコーナーがある。キスマイメンバーが、テーマにそって自分が思う理想のシチュエーションを演じるというものなのだが、以前「ケーキ屋さんで働く女子をドキッとさせるクリスマス」というテーマで同じケーキ屋が登場していたのだ。カメラアングルもそのものであり、これは偶然か、意図的か。もしかしたら、ドラマ制作側から玉森ファンへのサービスだったのかもしれない。

 そして、玉森担が『ボス恋』を安心して見られる理由もここにある。『キスブサ』ではメンバーたちが本人役として、相手役の女優・マイコにかなり際どくふれあうシーンがあるのだ。それもベッドでいちゃついたり、ソファに腰掛ける玉森の上に女優が対面で乗ったりと、なかなかにハード。多くのアイドルにとって恋愛の匂わせはご法度なことが多いが、それを毎週のようにやっているキスマイは、ファンたちの胆力が違う。普段からマイコを自分に置き換えて楽しんでいるファンにとって『ボス恋』は、シンプルにドラマとして見る以外に、奈未を自分に置き換えて楽しむエンターテインメントでもあるのかもしれない。

 世帯平均視聴率は11.4%(関東地区、ビデオリサーチ社調べ)とまずまずのスタートだった『オー!マイ・ボス!』。衝撃のラストシーンだった第1話から、どのように物語が展開していくのか楽しみだ。

■番組情報
火曜ドラマ『オー! マイ・ボス! 恋は別冊で』
TBS系/毎週火曜日22時~
出演:上白石萌音、菜々緒、玉森裕太、間宮祥太朗、久保田紗友、亜生(ミキ)、秋山ゆずき、太田夢莉ほか
脚本:田辺茂範
演出:田中健太、石井康晴、山本剛義
プロデュース:松本明子
音楽:木村秀彬
主題歌:Kis-My-Ft2 「Luv Bias」(avex trax)
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/BOSSKOI_tbs/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2021/01/19 13:06
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