ゾンビが大人しく体育館で待機する? ツッコミどころ満載『君と世界が終わる日に』ネットとは好相性か
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17日からスタートしたドラマ『君と世界が終わる日に』(日本テレビ系)がネットでちょっとした話題になっている。
竹内涼真と中条あやみが主演の「ゾンビに占拠された世界で繰り広げられるサバイバルラブストーリー」という本作だが、実は地上波プライムタイムでの「ゾンビもの」は史上初の試みだといい、テレビドラマファンだけでなく“ゾンビものファン”からも注目度が高いようだ。
案の定、放送中はSNSでもさまざまな感想が飛び交い、ゾンビ好きからは「ゾンビものあるあるが詰め込まれていた」「ゾンビのクオリティが海外に比べると低いけど、そこはしょうがないか…」、ゾンビになじみのない視聴者からは「ゾンビってこんな早く走るの!?」といった新鮮な驚きの声もあがっていた。
さらには「体育館で大人しく待機する大量のゾンビがシュールすぎる」「なんでゾンビがじっと待機していられるの?」といったツッコミも殺到していたようだが……。
「ゾンビの解釈なんてどうとでも創作できますから、大人しく待機できるゾンビがいてもいいのでは(笑)。どちらにせよ、良くも悪くも“何かツッコミたくなるドラマ”に仕上がっていて、ネットとの相性は良いかもしれませんね。浜崎あゆみの自伝ドラマ『M』(テレビ朝日)も視聴率はそんなにだったけれど、とにかくネットで盛り上がりを見せていたし、『君と世界が終わる日に』もネット受けで成功する可能性が高い。第1話は“ゾンビものあるある”がふんだんに詰め込まれていて、それに対して既存のゾンビファンが湧いていたが、同じ手法はいつまでも通用しない。2話以降どう盛り上げていくかがカギですね」(テレビ情報誌編集者)
2010年からスタートした海外ドラマのゾンビもの『ウォーキング・デッド』シリーズが世界的に大ヒットしたことを受け、日本でのゾンビ人気も年々高まっている。とはいえ、ゾンビものは制作費と制作時間がかさむため、なかなか企画が通りにくいジャンルとも言われていた。
「16年にはマンガ原作の実写映画『アイアムアヒーロー』が大泉洋主演で制作されましたが、撮影の規模がでかすぎて日本では撮影しきれず韓国ロケを敢行したんです。かなりの意欲作でしたが、興行収入は16億円と少々物足りない着地でした。予算と成果がなかなか見合わない“国産ゾンビもの”は鬼門でもあるので、逆に『君と世界が終わる日に』には期待したいです。『ウォーキング・デッド』や韓国映画『新感染』もそうですが、最近のゾンビものの主流は“人間ドラマ”なんです。人間同士の心理戦や争いがうまく描ければゾンビの描写が安っぽくてもヒットの可能性はある」(映画ライター)
ゾンビファンも期待を寄せる『君と世界が終わる日に』。視聴者を飽きさせない“ツッコミどころ”と“人間ドラマ”を描けるか、2話以降も注目していきたい。
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