『アメトーーク!』EXIT兼近の「芸人に夢持ってほしい」呼びかけにネット失笑
#アメトーーク! #EXIT #兼近大樹
1月14日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)でお笑いコンビ・EXITの兼近大樹がお笑い界の未来について訴えたものの、視聴者から冷たい声が集まっている。
この日、番組では20代の第七世代の芸人たちが集まり、テレビ界やお笑い界をよりよい業界にするべく「未来への提案」を行っていく企画が放送に。その中で兼近は、「芸人をなりたい職業ランキング1位にしたい」という野望を発表。芸人について、「格好悪いイメージというか損するイメージっていうのが強い」と指摘し、「お笑い芸人、ダサいし稼げないしいじめられるし、追い回されて叩かれて、そのくせつまらない、と。で、やっぱこれがすごく僕イヤ」と熱弁した。
また、兼近は芸人について「格好いいものであってほしいと思いますし夢のある職業だと思ってほしい」と印象を変えたいものの、「芸人さんってダサいところばっか見せようとする」といい、例え稼いでいたとしても、あまり給料をもらっていないように振る舞うという。「だからそういうのももうなくして、金ある感、出してほしいんです」と訴えていた。
また、これに四千頭身の後藤拓実は、高級車に乗り始めたことやタワーマンションに住み始めたことをテレビで暴露すると話しており、兼近はこの後藤の感覚を肯定。「これでちょっと夢を与えてお笑い芸人になりたいと思う人をちょっとまた引き戻したいんですよね」と話し、MCの雨上がり決死隊・蛍原徹は「『いっぱい稼げる』とか、『こんな大きな家住めるで』とか『いい車乗れる』みたいなんが分かりやすいっていうことや」と感心していた。
しかし、この兼近の発言に視聴者からは「この不景気に金持ち同士の余興なんて見て誰が面白いと思うんだ」「芸人は子どもに憧れさせる職業じゃなくて、人を笑わせてなんぼなんじゃないの?」「大半の芸人は何十年下積みやっててもテレビすらまともに出れずバイトだの劇場だので食い繋いでいるけどね」といった厳しい声が集まっていた。
「そもそも日本では清貧こそ美徳の考えが根強くあり、是非は別として、お金持ちはそれだけで嫌われるという価値観がいまだ残っています。テレビで芸人が金持ち自慢を始めたところで好感度が急落するのは容易に想像できます。さらに芸人になったとしても売れるのはごく一部で、“一発屋”と呼ばれ、その後生活に苦しむ芸人も多々。売れている芸人の年収で夢を語られても納得のいかない人が多いのではないでしょうか」(芸能ライター)
感覚のずれた訴えに多くの視聴者が困惑してしまったようだ。
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