「ぶぶか」は油そばだけじゃない! 鬼マシ、台湾まぜそば…変則的ぶぶかカップ麺3選
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‘ド定番の元祖カップ油そば! クラシックな味に癒される「ぶぶか 油そば」’
最後に紹介するのは、「ぶぶか 油そば」230円(税別)。毎年3~4月にリニューアル発売される明星食品のレギュラー商品で、今年で発売から20年目を迎えた超ロングセラー商品です。油そばと言えばこのカップ麺を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
1990年代後半から2000年前後にかけての油そばの普及に、「ぶぶか」が牽引役として大きな役割を果たしましたが、このカップ麺の登場による知名度アップも効果が大きかったと推測できます。油そばの歴史を語る上で欠くことのできない存在と言えるでしょう。
たっぷりの豚脂とチャーシューだれの入った豚骨醤油味で、油感に加え、ごま油やラー油を効かせることで、凄まじくジャンキーな味。最近はこういうジャンキーなカップ麺も増えてきましたが、以前は「ぶぶか」カップ麺の独壇場で、ジャンクな汁なしカップ麺の元祖として、後発商品に大きな影響を与えたのは間違いありません。
別添のマヨネーズや、ネギ、ローストガーリック、のり、七味唐辛子、黒胡椒の入ったふりかけが、よりジャンキーな味わいを高めています。いずれも主役を食ってしまうほどの存在感ではなく、トッピングとしてたれの味を立てていました。
極太麺にはニンニクが練り込まれているのですが、ふりかけのローストガーリックと合わせても、お店の卓上に置かれているニンニクをひとさじ加えるほどの威力はなく、「ぶぶか」にニンニクを求める方や、最近ドラキュラでお困りの方には向かないと思われます。先ほどの「台湾油そば」の方がニンニクは強いです。ニンニクのチューブなどを自身で用意すると良いでしょう。
たれやマヨネーズなどで派手な味になっている一方で、具はチャーシュー、メンマ、ナルトというクラシックな組み合わせ。たれのパンチ力に加え、ふりかけやマヨネーズで派手に映るカップの中で、昔ながらの油そばの様式美を貫いているところに癒しを感じました。
「武蔵野系油そば」をカップ麺で食べ比べるのも面白い!
油そばでおなじみの「ぶぶか」の、今手に入れられるカップ麺を3種類ご紹介してきました。「ぶぶか」のある武蔵野市界隈は、油そばの始祖とされる「珍々亭」をはじめ、油そばのお店が多数集積し、「武蔵野系油そば」と呼ばれています。
特に「珍々亭」は毎年カップ麺も期間限定で発売されるので(2020年は11月に発売されていました)、発売時にはカップ麺で武蔵野系油そばの食べ比べをするのも面白いのではないでしょうか。会社を興した初代と大きくした2代目の対決みたいで興味深いです。
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