韓国“ナマモノBL”に危機? K-POPアイドルを題材にした性的二次創作物の規制に16万人が賛同
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「アスペルは犯罪じゃない」現地のアイドルファンの言い分
そのようなアルペスに対する批判に対して、SNS上には、韓国の一部アイドルファンやサブカル愛好家、また一般の人々から反論やさまざまな意見が寄せられている。
「(アルペスなどは)虚構空間で発生する創作物で、それが性搾取の“現実”に転換されるわけでも、“性売買”が起きる訳ではない。『n番部屋』(参照記事)とは完全に異なる問題」
「アルペスが19禁だけだと思っているのかな。もとの意味は実在する人物を登場させた作品という意味なのに…」
「(批判している)男たちはアルペスをなんだと思っているのか。巨大なゲイセックス流出サイトがあって、男性アイドルを閉じ込めて搾取しているというのか?」
「このままでは、アルペス=ディープフェイクやn番部屋になってしまう。一般人にアルペスの実体と男どもの工作を知らせるべきでは?」
「(警察は)女性への暴行や性犯罪に対してはまともに動きもしないのに、アルペスを犯罪にするとかこの国は滅びている」
「中国から流れてきたアルペスはどうするのか? 中国までいって告訴するの?」
このように寄せられた意見や“アルペス擁護”の声としては、男性が女性に対して起こした性搾取事件(ディープフェイクやn番号事件)などとアルペスの問題を同一視することを疑問視するケースが特に多く見受けられた。
また、アルペスに対する無理解を嘆く声、リアル世界での女性への性暴力に対する警察や政治の怠慢を批判する声も散見された。日本であればこの手の問題は「表現の自由」をめぐる意見が交わされることが多い。文脈として、韓国とは少し議論の質が異なる印象を受ける。
一方で、n番号事件やディープフェイクなどばかり問題にして不公平だという声が、韓国の一部の男性たちから聞こえてくる。それら事件と同様に、運営者や利用者を厳罰に処すべきだというのが彼らの主張だ。そのような状況を受け、アルペス問題が「性の対立」を助長すると懸念している文化専門家も少なくない。韓国社会における「性の公平性」をめぐる議論は今年も過熱していきそうである。
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