『SLAM DUNK』映画化に立ちはだかる「ルール変更問題」湘北が圧倒的有利に⁉
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1990年代に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されたバスケマンガ『SLAM DUNK』が、連載終了から24年を経てアニメ映画化されることが、1月7日に作者の井上雄彦氏によって発表された。
同作は、高校生でバスケ初心者の主人公・桜木花道がバスケットボールを通じて成長していく物語。シリーズ累計1億2000万部以上の発行部数を誇り、作中で使われた数々の名言は今もファンの脳裏に焼き付いている。
ストーリーや公開日など詳しい情報はまだ明らかにされていないが、ネット上では「これは大ニュース」「アイドルや俳優を使うのではなく、当時のオリジナル声優でやってほしい」「主題歌はWANDSの『世界が終わるまで』かZARDの『マイフレンド』だったら嬉しい」と大盛り上がりだ。
「ジャンプ史に残る名作なので、新作はもちろんのこと、、リメイクであっても喜ばれるはず。主要キャストの声優は健在ですが、少なくともマネージャーの彩子役の原えりこはすでに引退していますから、代役になることは間違いない。当時のテレビアニメは神奈川県予選までしか作られていませんから、映画では全国大会編が予想されますが、単行本で7巻もの分量のある“伝説の山王工業戦”を2時間で収めるのはかなり難しい。ファンからも映画『鬼滅の刃 無限列車編』のような高いクオリティーで丁寧に作って欲しい、との声が聞かれますから、もしかしたらオリジナルストーリーになる可能性もありそうです」(アニメ誌編集者)
ところで、心配なのは尺の問題だけではない。スポーツライターは「それ以上に深刻な問題点がある」と言ってこう指摘するのだ。
「『SLAM DUNK』は94年までのルールで描かれています。当時と現在ではいくつかの変更点があり、一番大きな違いは20分ハーフから10分クオーター制になっていること。また、タイムアウトを取れる回数も前半2回、後半2回だったのが、現在では最初の2ピリオドで2回、後の2ピリオドで3回取れる。山王のキャプテン深津が行った意図的なファールは『インテンショナルファウル』から『アンスポーツマンライク・ファウル』と名称が変わり、悪質感がパワーアップしています。桜木のいる湘北高校の弱点は、エース流川と元不良のシューター三井の体力のなさ。これが現行ルールなら、途中に2分間の休憩が入りますし、タイムアウトも1回多くなりますからかなり有利になりそうです」
果たして、復活する『SLAM DUNK』はルール変更問題に、どんなスタンスで向き合うのだろうか。
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