テリー伊藤実兄逝去、市場関係者も驚いた「情報漏れなし」の凄さ
#テリー伊藤 #築地市場
東京・築地場外市場の老舗卵焼き店「丸武」社長で先日、80歳で亡くなった伊藤光男さん。実弟でテレビプロデューサー、タレントのテリー伊藤が10日『サンデージャポン』(TBS系)に生出演し心境を語った。
光男さんは2020年12月19日に逝去。以前はテリーならぬ「アニー伊藤」として何度も同番組に出演。時にはロケに出かけてリポートをするなど独特のキャラクターで人気者だった。04年には出演シーンが番組の年間瞬間最高視聴率をマークしたこともあり、出演回数は80回を超えていた。
1カ月前に光男さんと最後に会ったテリーは新型コロナウイルス感染拡大で築地、豊洲の卸売市場が打撃を受けたのに加えて「自分の体調が悪いのも分かっていた。『これからが心配』と話していた」と明かした。亡くなる数日前には体調の悪さを気にした親族が救急車を呼ぼうとしたが「別にいい」と制し「自分の中で死期を感じていたのかも」と話した。
築地市場にほど近い、月島の飲食店関係者は「築地ではかなり有名なお店。いくつか卵焼き専門店はあるが、テリーさんの活躍もあって光男さんが築地のマスコットキャラクター的な存在だった時期もある。一方で、個人商店の集まりでもあるため、他所のお店はライバル意識も強い。『1人だけ目立ちやがって』という気持ちを持っていた市場関係者も少なくなかった」と回顧する。
それだけに、今回の逝去が世の中に流れたのが、年明けだったことに驚きを隠せないでいる。
「普通なら情報が漏れると思うんだけどね。我々出入りしている飲食店関係者はクリスマスくらいまでには知っていたけど、まあ漏れなかった。そこだけは周りの市場関係者も気を遣ったのかね」(同)
テレビ局情報番組制作スタッフも「アニーさんがサンジャポで活躍されたことで、他番組も築地ロケの定番立ち寄り先になった。こちらの意図もちゃんと理解してくれるし、タレントも『テリーさんのお兄さん』と親しみを持って接してくれたので、円滑に収録が進んだ。惜しい方を亡くした」と肩を落とす。
一風変わった形で築地を盛り上げた光男さん。心よりご冥福をお祈りしたい。
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