かもめんたる岩崎う大のコント批評が大好評! お笑いが進化しすぎた結果「芸人を批評する芸人」が人気に
#M-1 #マヂカルラブリー #かもめんたる #岩崎う大
近年、ネット上でさまざまな議論が勃発するほどに盛り上がりを見せているお笑い賞レース。昨年末の『M-1グランプリ2020』で優勝したマヂカルラブリーが“漫才かどうか”という論争が起きたことも記憶に新しい。
そんななか、にわかに需要を高めているのがプロの目線で芸人を批評する芸人の存在だ。
『ゴッドタン』(テレビ東京)では、「腐り芸人セラピー」という企画が人気。そこでは、ハライチ岩井、平成ノブシコブシ徳井、インパルス板倉といったメンバーが、芸人たちにガチダメ出しを行い、その赤裸々な内容が業界内でも話題になっている。
また、『キングオブコント2013』優勝者である「かもめんたる」の岩崎う大は、『キングオブコント2020』決勝戦の総評をブログサービス「note」に投稿すると、あまりにも的確すぎると話題となった。これを受けて、『しくじり先生』(テレビ朝日系)では、岩崎う大が同大会準決勝進出5組のネタを評価する「キングオブう大」という企画を放送。岩崎はコントをただ批評するだけでなく、具体的な改善策を提示するため、出演者たちが大きく膝を打つ展開となった。
「昨今のお笑いは進化しすぎてしまっている傾向があり、お笑いのリテラシーが高くないと、理解できない部分も多い。そういった伝わりにくい部分を理論的に補填する存在として、“芸人を批評する芸人”の需要が高まっているのだと思います」(テレビ局関係者)
そもそも“マヂカルラブリーが漫才かどうか”という議論も、あまりお笑いに詳しくない視聴者の間で展開されていたものだと言われている。
「芸人の中で、マヂラブが漫才ではないと言っている人はまったくいませんし、お笑いファンの間でもそんな議論は起きていない。“お笑いの見方”を知らない人がただ単に“漫才師が会話をしていない”というだけで、“漫才ではない”という考えになっているだけなんです。
たとえばフィギュアスケートなんかもテレビの中継では解説者が一般視聴者向けに説明をしますが、お笑いの賞レースについてもそういった存在が必要になってきているということかも。う大さんなどは、まさにお笑い解説者としてとても重宝されるべき人材だと思います」(同)
高度に進化を続ける日本のお笑い。視聴者もなんとなく見て笑っているだけでは、その魅力を最大限に楽しめる時代ではなくなったのかもしれない。
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