北千住、都内住みたい街ランキング1位の再開発都市―気になる「足立区の治安」も大規模運動で一掃!?
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足立区南部に位置する北千住駅は、現在、東京都内各地で進められている再開発の中心といえる場所です。それを裏付けるように、リクルート住まいカンパニーが発表している、「穴場だと思う街ランキング」で2015年から4年連続1位を獲得しています。さらに、18年に同社から発表された「住みたい街ランキング」では、横浜や吉祥寺など全国的に知名度と人気が高い地域がある中、23位と上位にランクインしているのです。
このことから、北千住が現在も継続して注目されていることは疑いようがありません。しかし、私たち的には、本当に穴場と呼べるエリアなのか少し疑問があります。その理由は、昔から「治安が悪い」や「犯罪が多発している」など悪いイメージが根強く、私たちもお客様からよく聞かれるなど、現在もまだまだ払拭出来ていない印象があるからです。
そこで、この記事では、「現在の北千住がどのような都市なのか」、「不動産購入を検討するうえで、本当に穴場と呼べる地域なのか」不動産購入の観点から詳しく調べましたので、ご紹介していきます。
再開発エリアの穴場スポットの購入を検討しているあなたは、最後まで読んで参考にしてみてください。
1.北千住はどのような都市?
北千住は、横浜や吉祥寺などの人気エリアのようなブランド力はまだまだ低いです。しかし、交通の利便性や西口にあるマルイやルミネの大型商業施設をはじめ、都心でも需要が高い店舗が数多くあります。また、江戸時代から宿場町として栄えた名残を残すために、独特の人情溢れる商店街や下町の外観を維持しながら新しい都市へと日々進化しているのです。
さらに、街の利便性に限らず、経済面でも住みやすいように、区が助成などの制度を設けて住民をサポートしています。代表的なものとしては、子育て世帯を対象とした「子ども医療費助成制度」が挙げられます。この制度を具体的に説明すると、0歳~中学生までの子どもを対象に、一部の例外を除いた自己負担を免除する制度です。このように、さまざまな視点から住みやすいよう工夫されていることも、北千住が人気になった要因だと思います。
1-2.5線路が通る巨大ターミナル
北千住の交通の利便性が高いと言われている理由は、05年に開通したつくばエクスプレス線をはじめ、東京メトロ日比谷線や千代田線など全5線路が通っているからです。そのため、都内のオフィス街として有名な大手町や日比谷駅までも約20分で乗り換えずに行くことができます。
しかし、人気の理由はそれだけではありません。東武スカイツリーラインやつくばエクスプレス線が埼玉県や千葉県へ直通しているため、地方と都心を結ぶ玄関口としても多くの人に利用されています。
1-3.実際、足立区の治安はどうなの?
足立区の不動産購入を検討するうえで、やはり気になるのが「治安の悪さ」だと思います。事実、警視庁が発表した「都内犯罪件数」を見ると。09年から連続でワースト1を獲得しているため、どのような治安なのか容易に想像がつきます。
しかし、足立区はこの事実を真摯に受け止め、犯罪防止やマイナスなイメージを払拭するために余念がありません。実際に、08年から警視庁と連携して実施している「ビューティフル・ウィンドウズ運動(ビューティフル・ウィンドウズ運動|足立区city.adachi.tokyo.jp))」は、高い効果を発揮しています。
この運動は、自治体や地域住民のボランティアとも連携し、街のパトロールや清掃を行うことで北千住を犯罪が起きにくい街にする取り組みのことです。その結果、翌年には最下位を脱出し、犯罪件数を大幅に減少することに成功しています。このことから、完全に悪いイメージを払拭できていませんが、安全性が高い街に変貌すると期待されています。
1-4.幅広い年代にニーズがある
北千住は、下町の面影がある商店街や子どもが遊べる施設が充実しているため、ファミリー層をはじめ高齢者世帯にも人気があるエリアです。一方、学生を対象とした賃貸ニーズも増えており、今後もどんどん増えていくことが見込まれます。なぜなら、北千住は06年に東京藝術大学の千住キャンパスの開校以降、帝京科学大学や東京未来大学など5つの大学を有する学園都市だからです。さらに、21年には、北千住駅からつくばエクスプレス線で約5分に位置する六町駅に、「文教大学 東京あだちキャンパス」の招致も決定しているため、さらなるニーズ拡大が見込まれます。
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