霜降り、かまいたち、ニューヨークが突入するYouTube「消耗戦」! 鍵を握る“再生数にこだわらない”戦い方
#霜降り明星 #YouTube #かまいたち #お笑い芸人 #ニューヨーク #ザ・エレクトリカルパレーズ
芸能人の大量参戦に沸いた2020年が終わり、新たな1年が始まった。21年はどんな年になるのか?
キーワードは「消耗戦」です。
20年末にレペゼン地球が解散。新年早々、さんこいちも解散を発表した。さらに、水溜りボンドが毎日投稿をやめるなど、YouTube界全体が大きく変わり始めている。その一因となったのは、まぎれもなく芸能人の参戦だ。
知名度があり、トークもうまく、プロのスタッフがサポートする芸能人のあおりを受け、YouTuberたちの置かれた環境は厳しいものとなっている。
では、芸能人はどうか? こちらもわずか1年で、すでに「レッドオーシャン」との声も聞こえてきている。
特に芸人は数が多く、戦いは熾烈だ。中田敦彦が頭一つ抜け出し339万人(1月9日時点)、江頭2:50、カジサック、石橋貴明、宮迫博之、霜降り明星などが続くわけだが、100万人を超えていれば安泰というわけではない。登録者数=再生数ではなく、あの中田敦彦でさえ登録者数の10分の1程度しか再生されないことも決して珍しくない。
「消耗戦」と書いたのは、多くの芸能人にとって、YouTubeを続けていくことが初めての経験だからだ。YouTubeは、テレビ出演以上に大変な部分がある。なんといってもアウトプットの数が多い。毎日投稿ともなれば、ほかの仕事ができないほどの激務になる。自ら企画を考えることも必要だし、再生数というシビアな結果が毎回出るのでメンタルもすり減っていく。
また、それはチャンネルを支えるスタッフにとっても同じだ。
YouTubeのトレンドは長尺化に傾き、30分の動画も当たり前になった。そのサイズの動画を毎日のように投稿していくのは、みなさんの想像をはるかに超える大変さがある。そして、芸能人チャンネルの中にはテレビ番組のスタッフで制作しているものもあるが、彼らにとっても未知数。「ゴールの見えないマラソン」と言っていい。
特に注目したいのは、霜降り明星、かまいたち、ニューヨークといった若手~中堅芸人たちだ。
中田や江頭ら、芸能活動をYouTubeに“全振り”している者たちはいいが、霜降りらはテレビの出演数もとてつもなく多い。そんな中、YouTubeでも手を抜かずに……ということになれば、体力的に厳しくなる。中でも霜降りは、毎日投稿を続行するようなので目が離せない。
そんな消耗戦の中で、私がポイントに挙げたいのが、「再生数や登録者数にこだわらない戦い方」だ。
YouTubeはとかく数字ばかりが取り上げられるが、21年は「企画」でインパクトを出すチャンネルに注目したい。たとえば、宮迫博之は山口智充と組んでいたユニット「くず」を復活させた。こういったテレビ文脈を引用するパターンは芸能人ならではだし、目立ちやすい。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事