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『ナイナイDAYS』矢部浩之「好きな芸人は相方」 人生を出していくスタイルで回収していった伏線

【完成】『ナイナイDAYS』矢部浩之「好きな芸人は相方」 人生を出していくスタイルで回収していった伏線の画像1
『ナイナイDAYS』(フジテレビ系) 公式サイト

 1月3日に放送された『ナイナイDAYS』(フジテレビ系)は、コンビ結成30周年&岡村隆史結婚と大きな節目を迎えたナインティナインが2人旅で本音を語り合ったドキュメントバラエティ。まさに、彼らの歴史を駆け足で振り返る内容だったが、番組後半では岡村が「3人目のナインティナイン」と称する初代マネジャーの黒澤裕美が2人のためにVTR出演した。

ただでさえ感慨深さを喚起する企画だったが、彼女が2012年に出した著書『ナインティナインの上京物語』(大和書房)を片手にこの番組を見ると、その感慨はより一層深くなる。

「好きなお笑い芸人は?」の問いに矢部「相方」

「NSC(養成所)のときなんかはよう遊びに行ったりご飯食べに行ったりということありましたけども、2人でどっか出かけるみたいなんが全くないんですよ。今さら『相方、どっか行けへん?』っていうのも特番でないと……っていうのもありますし、できたらキャンプ行きたいなっていうのがあるんですけどね(笑)」(岡村)

 キャンプ場を目指して岡村が運転する車は、彼の身長に反比例して必要以上に大きい。「駐車場の車の中でプロポーズした」と『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で岡村は明かしていたが、それはこの車なのか? 

 ナイナイを乗せる車内で、2人はすぐに話すことがすぐになくなってしまった。途端に気まずいほどの沈黙が生まれる。「よくこれでラジオができるな……」とも思ったが、プライベートはこういう温度なのだろう。仲の良いお笑いコンビが全盛の今と違い、かつて芸人はこのくらいの距離感が普通だった。

 車は銀座方面に向かい、吉本興業が本格的な東京進出の足掛かりとした銀座7丁目劇場の跡地(現在はZARAのファッションビル)を訪れた。

岡村 「(銀7劇場に)レオナルド・ディカプリオも来てたで。ディカプリオに『何言うとんねん!』って言うてたんで」
矢部 「あのときはもう、人見たらつっこまなアカン病に……」
岡村 「全員がダウンタウンさん病というか。だから、あるときからダウンタウンさんのこと見たらアカンと思ったもんな。見たら影響されてしまうから」

 先述した黒澤の著書でも、ナイナイの2人は異口同音に病にかかっていた頃を振り返っている。特に興味深いのは矢部浩之の回顧だ。

黒澤 「昔の雑誌でな、『お笑い芸人で好きな人は?』っていう質問に、矢部君が『相方』って答えてるのあるんやで。コンビとしてはありえへん答えやろ?」
矢部 「マジ? うわぁ、それは……カッコつけてたんかなぁ。こんなこと普通は絶対書かへんことやん。でも、この頃はダウンタウンさんの真似してる感じやと思う……うん、浜田(雅功)さんの真似かもな。ほら、一時期『うちの松本(人志)は天才や』って言うてはったやん。当時は自分らの番組持って成功してるお笑いコンビっていうのは少なかったから、とにかくダウンタウンさんに憧れたし、影響は強く受けてると思うよ」

 銀7劇場から公開生放送だった月~金曜の帯番組『銀BURA天国』(テレビ東京系)でMCを務めたナイナイ。あまりに順風満帆な東京でのスタートダッシュだが、彼らにとっては辛い思い出だ。銀座でのホテル暮らしは個室ではなく2人部屋。つまり、心が休まるときがない。頭がグチャグチャになった岡村は、「何とか楽しい雰囲気にしよう」とある遊びを考え付いた。仰向けに寝た矢部の顔の上でパンツを脱いだ岡村が跨り、矢部がクイズに誤答すると岡村が段々しゃがんでいく「ケツ毛アップダウンクイズ」はファンの間で伝説である。

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