千鳥、見取り図リリー、ハナコ秋山、ホテイソンタケルなど 「岡山芸人」大躍進の深い理由
#千鳥 #空気階段 #第7世代 #ハナコ #岡山県 #蛙亭 #見取り図 #東京ホテイソン #ウエストランド
年末年始には、数多くのネタ番組が放送され、大いに盛り上がっているお笑い業界。そのなかで、ひときわ活躍が目立っているのが、岡山県出身の芸人たちだ。
岡山出身芸人の中で、現在トップをひた走っているのが千鳥の2人だ。2人はともに岡山県内の高校の同級生で、2000年にコンビを結成。吉本興業の若手芸人が出演する大阪の劇場『baseよしもと』を中心に活躍した。その後、大阪ローカルのバラエティ番組に多数出演し、人気者となると、2012年に上京。東京進出当初はなかなか結果が伴わなかったが、2015年頃から徐々に仕事が増え、いつの間にか大ブレイクを果たした。
昨年末の『M-1グランプリ2020』の決勝戦にも、たくさんの岡山出身芸人が出場している。3位になった『見取り図』のボケ担当リリー、『ウエストランド』の2人、『東京ホテイソン』のツッコミ担当タケルが、いずれも岡山出身だ。
さらに、『キングオブコント2020』で3位だった『空気階段』の水川かたまり、第7世代の主要メンバーとして活躍する『ハナコ』の秋山寛貴、人気急上昇中の男女コンビ『蛙亭』の中野周平も岡山県出身だ。
「ネタ番組を見ていると、必ず1人や2人の岡山出身芸人が出演している状況です。人気芸人を輩出する重要な地域だという認識ですね」(お笑い業界関係者)
では、どうして岡山出身の芸人が人気者となっていくのだろうか。
「岡山県は大阪に近く、テレビ文化は関西圏と変わらない。だから、小さい頃からお笑いに接していて、芸人としての素養を持っている人も多いんです。でも、かといって大阪とはちょっと距離があるので、大阪がホームだという感覚は薄い。だから、“大阪でお笑いを頑張る”という発想ではなく、“東京で売れる”という発想になりやすいんです。大阪に対する地元感が薄いがゆえに、早い段階で東京に進出し、そこで結果を出せるというわけです。そういう意味では、大阪で一旦売れている千鳥はちょっと異質。大阪で活動する前に、上京していたらもっと早く売れていたかもしれません」(同)
最近では、岡山出身芸人が賞レースで結果を出しやすいというジンクスまで生まれている。
「テレビマンの間では、次にブレイクしそうな岡山芸人の青田買いも始まりつつあるみたいですね。賞レースで結果を出すかもしれないし、その後売れたら千鳥などと絡めて“岡山芸人”のパッケージで番組をできるかもしれない……なんて企んでいるスタッフもいます。岡山出身というだけで、ちょっぴり下駄を履かせてもらっている感じです」(テレビ局関係者)
業界も注目の岡山芸人。千鳥に続くかもしれない芸人たちを、今のうちからチェックしておいて損はないかも?
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事