女子アナがいっせい「廃業危機」!?コロナ禍でテレビ局も財政厳しく…正社員でもジリ貧か
#テレビ #女子アナ #YouTube
コロナ禍が直撃し生活苦にあえいでいるのは飲食、環境業関係者ばかりではない。華やかな世界としてもてはやされてきた女性のフリーアナウンサーたちも絶滅危機にさらされている。
ここ10年、テレビ局に入社する女性アナウンサーにおける、正社員の割合は肌間隔でも年々、減少傾向は続いていた。
「まず、引き金になったのはリーマンショックの影響ですね。当時の金融危機により、CM出稿における売り上げがかなり落ちて、経費削減に拍車がかかった。それまで、高給取りだった正社員の給与、賞与が削られただけでなく接待交際費などの経費もかなり厳しくなった。同時に、寿退社やフリーに転身して東京へ行ってしまう女性アナウンサーの人件費も削ろうということになった」(地方テレビ局編成担当者)
この流れは止められず、さらに「ネットフリックス、Hulu、アマゾンプライムなど外資系の動画配信サービスやユーチューブに代表されるように誰でもメディアを持てる時代が到来。地上波テレビ、ラジオのリーチが全く生かせなくなり、予定通りなら東京五輪が終わった昨秋以降、テレビ局はさらに縮小傾向が進むと言われていた」という。
そこにきて今なお続くコロナ禍は、さらに悪い方向に拍車をかけている。
最近、契約満了で局アナを退社した30代女性フリーアナウンサーが語る。
「もう、テレビ局には“お金”はありませんね。正社員とて同じで、どんどん年収が下がっています。賢い若手は、先が見えないのでネット系動画配信サービス会社へ転職し、年収が4ケタ(1000万円)に乗る人も多いですよ。女子アナも同様で契約アナは食べていけない。私も中規模のネット系企業の広報として転職しましたよ。年収は以前が400万円台後半でしたが、今は倍近くまで跳ね上がり、コロナによる業績への影響もあまりありません」
ただ、こうした中、活路を見出し出演者としての需要もあるようだ。
「最近はどの企業も自社のPRを兼ねてユーチューブなどで番組をやっていますから、そこへのレギュラー出演がありますね。さらに、地方局時代は編集業務もやっていたので、その経験を生かして出演、編集、納品まで1人でやっています。あれだけ『キー局の女子アナは編集なんて絶対やらないのに……』と文句ばっかり言っていたあの頃の経験がこうして今、花開くなんて私自身、想像すらしていませんでしたから。何がどう、転ぶか分かりませんね」(同)
聞けば同世代の契約アナの間では「契約満了の前に首切りがあるのでは」とビクついている者も多い。晴れやかな女子アナの世界もコロナ禍で一変している。
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