桃田賢斗、年末年始特番制覇もコロナ陽性で海外遠征中止に
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男子バドミントン世界ランキング1位の桃田賢斗が12日に開幕するバドミントン「タイオープン」参加のため、出国する成田空港でのPCR検査で陽性反応が示されたことを3日に日本バドミントン協会が発表した。これにより、1年延期された東京五輪に向けてプラン練り直しが迫られる。
日本バドミントン協会によると桃田は1月2日、東京都内にあるNTC(ナショナルトレーニングセンター)に集合。その後、陽性反応が判明した。
桃田以外の選手、スタッフもPCR検査を受けており、全員が陰性結果だったものの、派遣を取りやめた。桃田は2020年1月、遠征先のマレーシアでの交通事故で大ケガをしてしばらくの期間、リハビリに専念。昨年12月に開催された「全日本総合選手権」でようやく実戦復帰、3連覇を達成したばかりだった。
五輪関係者は「レベルが下の選手相手にセットを取られることもあり、何とか優勝したが実戦勘はまだまだ戻っていない。桃田も『自分の力がどこまで通用するのか日本のエースとして自覚を持って挑みたいですね』と話していただけにショックも大きいだろう」と残念がっているが懸念材料もある。
「桃田は今年の五輪復帰アピールを込めて年末年始、多くのバラエティー特番に出演。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』(日本テレビ系)や『とんねるずのスポーツ王は俺だ』(テレビ朝日系)、『さんまのまんま』(フジテレビ系)など、超有名番組で顔と名前を売っていました。今はかつての小椋久美子、潮田玲子のオグ・シオペアのようなルックスでも全国区の選手がバドミントン界にはおらず、桃田1人で女性人気を取っている。その上での感染ですからね。本人はバドミントン界のことを考えての出演でしたでしょうが『バラエティー番組に出ている暇があったら練習しろ』『感染対策をちゃんとしていたのか』とヤジが飛びかねない。もちろん、競技の知名度を上げるために多忙の中での出演であることは、関係者は皆知っている。しかし今となってはどちらが正しかったのか判別しづらい」(同)
今のところ桃田は無症状だというが、しばらくは療養しながら経過を見守るしかない。出場すれば金メダルは確実と言われている選手だけに、新年早々のコロナショックは各方面に影響が広がることは避けられない。
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