坂道シリーズもすでにピークアウト? 2021年の女性アイドル業界は正念場か
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スターダストとエイベックスは撤退か
ももいろクローバーZや私立恵比寿中学を擁するスターダストも、“現状維持”が基本となりそうだ。
「ももクロは、ライブの本数は減っているものの、意外と活動ペースは鈍っていない。濃い固定ファンを逃さないビジネスはしっかり実現できているので、まだまだ終わらないでしょう。ただ、スターダストのアイドル部門という意味では、ももクロと私立恵比寿中学以外は、かなり動きがペースダウンしています。エビ中が新メンバーオーディションを開催して、新しい風を入れようとしているものの、それ以外のグループには“新陳代謝”の動きがあまりない。スタダ的にはアイドル部門を拡大するというのではなく、ももクロとエビ中というある程度の売り上げが見込めるグループだけに絞っていきたいという方向性になっているようです」(同)
ほかの大手芸能事務所も、アイドル部門からが“撤退ムード”となっている。
「BABYMETALを生み出した、アミューズのさくら学院は今年の8月いっぱいで活動終了となります。これでアミューズのアイドル部門は終了となるでしょう。エイベックスもアイドル部門である“iDOL Street”が昨年事実上消滅し、『SUPER☆GiRLS』と『わーすた』の2組がまだいますが、活動はどんどん減ってきて、このままフェードアウトという形になりそうです」(同)
コロナによって影響が何よりも大きかった女性アイドルシーン。2021年は本当に正念場となりそうだ。
「トップを走る坂道シリーズ、固定ファンが多いハロプロやももクロ以外は、かなり厳しい。一方で地下アイドルシーンは独自の進化を遂げていて、メジャーシーンとはどんどん乖離していく傾向にあり、全体がボトムから押し上げられるような状況でもない。シーン全体は完全に低迷しているんですよね。各グループがいかに自分たちの居場所を確保するかという段階になっていると言えます」(同)
残念ながらアイドル冬の時代の再到来が予感される2021年。壮絶なサバイバルレースはすでに決着に近づいているのだ。
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