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“なにわ男子”活躍の裏で新年早々に退所する関西ジャニーズJr.「格差作りだした関ジャニ横山・大倉のせい」という声も

なにわ男子活躍の裏で新年に退所する関西ジャニーズJr.「格差作りだした関ジャニ横山・大倉のせい」の声もの画像1
なにわ男子公式サイトより

 テレビの冠番組やドラマ出演が続々と決まり、勢いに乗っている関西ジャニーズJr.の“なにわ男子”。藤島ジュリー景子社長が彼らを猛プッシュしているという噂もある。そんな中、同じく関西ジャニーズJr.の浅倉吏玖が12月いっぱいで退所したと知らされ、ファンが悲しんでいる。西畑大吾や大西流星といった丸顔、小犬系キャラが人気の関西Jr.の中で、面長でクールな印象の浅倉は異色の存在で人気が上がりつつあった。

 入所してまだ3年、15歳の浅倉が退所したことについて関西Jr.ファンの間では「関ジャニ∞の横山(裕)と大倉(忠義)がやたらとユニットを作ったのが原因だと思う」といった意見や、「『なにわ男子』や『Aぇ!group』は、平野紫耀や永瀬廉が関西にいた頃(2014年)から在籍しているベテランが多いから、年功序列でユニットを組むって理屈も納得できた。でも2020年11月に作られた『Boys be』は、浅倉くんより後に入所したメンバーによって結成された。これにショックを受けて辞めちゃったんじゃないか」といった推測がなされている。

 ジャニーズJr.が目指すところはやはり「CDデビュー」なわけだが、その前に作られるユニットに加入できるか否かが大きな分岐点となる。ユニットに所属しないJr.は、いわゆる「無所属」などと呼ばれ、なかなか先輩のバックダンサーにつきづらかったり、雑誌での扱いも小さかったりする。とにかくまずはユニットに所属することが、Jr.たちの目標になっているのだ。

 関西Jr.にはかつて、Kin Kan、なにわ皇子、7WESTといろいろなユニットがあったが、Kin Kanだった平野紫耀となにわ皇子だった永瀬廉が東京に呼ばれ、Mr.Kingになった頃から関西でのそれぞれのユニットは自然消滅。特に人気だった平野と永瀬がいなくなったので、関西ジャニーズJr.全体が「焼け野原」と揶揄されることもあった。しかし、ユニットが解体された分、Jr.内に“垣根”がなく、小学生から20代のメンバーが一緒にステージに立つ群舞が魅力的でもあった。

 特に12月や3月に1000人規模の小さな会場「大阪松竹座」で長期にわたって行われるコンサートでは、誰でも即興のギャグを披露できるMCコーナーなどがありアットホームな空気がファンに喜ばれていた。

 この2015年~2017年頃の「焼け野原時代」に松竹座に出ていた関西Jr.は、現在ユニットに選抜されていなくても辞めずに残っているメンバーも多い。一発ギャグを披露し、現場でファンの声援を受けた成功体験が、ジャニーズを続けるモチベーションになっていたりするのかもしれない。例えば、ユニットに加入した実績はないが、長く関西Jr.に在籍している小柴陸は、2021年に沢口靖子や生瀬勝久が出演する朗読劇への出演を勝ち取っている。

 こう考えると、もしも浅倉が焼け野原時代のステージに立てていたら、ユニットに加入できなくとも活躍できるという成功体験を糧に、退所せずに残っていたかもしれない。残念だ。

岩﨑対象(芸能ライター)

ジャニーズJr.の現場に通う兼業ライター。帝国劇場にある猪熊弦一郎のステンドグラスを愛している。

いわさきたいしょう

最終更新:2021/01/04 11:00
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