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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 「楽しんでる」「タコ死んでる」アイドルの押韻

『フリースタイルティーチャー』、今シーズンが1番アツい! 「楽しんでる」と「タコ死んでる」アイドルとしての決意と押韻

恋汐りんごにフィメールラッパーとしての可能性しか感じない

 7月から始まった『フリースタイルティーチャー』は、今シーズンが1番いい。2試合とも濃密な言葉のやり取りで、この日は本当に見応えがあった。つまり、全員のレベルが高いのだ。言ってしまえば、前シーズンと前々シーズンの参加者は“売れている”芸能人ばかりだった。しかし、これが地下アイドルとなるとハングリー精神が違ってくる。地上波で何とか爪痕を残そうと強い意気込みで参加してくる。辛酸を嘗めてきた人間の潜在能力を思い知った。HIPHOPと地下アイドル、地上に出る機会が少ないジャンル同士で相性がいいのかもしれない。しかも、歌やダンスの技術を磨いてきたアイドルたちである。リズムキープはばっちりで、音楽的にも高水準。全員、聴くに耐えるクオリティだった。異なる個性のアイドルが集まり、思想と思想の闘いになっているのも良かった。

 だからこそ、今後の展開に思いを馳せてしまう。ズバリ、1stバトルが終わったらティーチャーを交換して2ndバトル(2巡目)へ突入してほしいのだ。特に、恋汐はレッスンを重ね続けると化ける可能性が大きい。個人的に彼女には崇勲のレッスンを受けさせてあげたい。キャラクターも相まって最強のフィメールラッパーになるかもしれない。彼女に可能性を感じるのだ。

 言うまでもなく、他のアイドルの成長も著しい。だから、本気で応援してしまう。そして、最終的にはこのメンバーのサイファーで締めくくってほしいと願っている。前番組『フリースタイルダンジョン』の終了を筆者は今も悔やんでいるが、なんだかんだ『フリースタイルティーチャー』も好きになってきた気がする。

 次回予告の内容も期待を煽るに十分。DOTAMAの指導を受けたLety(BananaLemon)が遂に参戦し、「歳とってくだけのおばさん 頑張ってください」とyukarinをディスりまくっていたのだ。レッスンでは最もフリースタイルに苦戦していた彼女が、本番ではメチャクチャ殻を破っているな……。楽しみだ。

 楽しみといえば年末恒例だった『フリースタイルダンジョン』特番は、今年はどうやら放送されない模様。正直、残念至極だ。毎年、あれを見るのが本当に楽しみだったのに……。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2020/12/29 18:00
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