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PS5投入も早くも陰りの兆候? 一方で独走状態の任天堂はUSJの新エリアオープンでさらに追い風か

 

 PS5や新型Xboxの新世代ゲーム機の発売、巣ごもり需要による『リングフィット アドベンチャー』の奪い合い、返金騒動にまで発展した『サイバーパンク2077』など、話題に事欠かない1年となったゲーム業界。しかし、ここに来て期待されていたPS5に早くも陰りの兆候が見え隠れしてきている。

 11月12日に世界同時発売となったPS5。新型コロナウイルスの影響で、発売日の店頭販売はなし、インターネット販売でも予約のみという異例のスタートとなった。発売から1カ月以上経過した現在でも世界的に品不足が続いている状況で、国内でも今なお抽選販売が主流となっている。

 この品薄がどれぐらい深刻な状況なのかがわかる数字がある。ファミ通によると、PS5の国内推定販売台数は発売後4日間で約11万8,000台。2014年発売の前世代機PS4は、国内発売後2日間で約32万2,000台だ。この数字を見てもいかに出足がもたついていることがわかるだろう。さらにPS5は、発売後5週間で見てもわずか約22万4,000台。この数字はPS4同時期の半分以下だ。

 売るハードがないということは、ソフトも売れない。PS5のポテンシャルを引き出したタイトルの開発には時間がかかることはわかってはいるが、現状のラインナップはあまり強力とは言えない。

 加えて、ちょっとテクノロジーに明るい方なら、PS5の「4K 120fps」対応という点にも注目しているだろう。4Kは解像度を表し、120fpsは1秒間の画面書き換えの数字。つまりは、4K画質の映像を1秒間に120回書き換えて、なめらかで高精細なグラフィックを実現できるというわけだ。

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