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月9『朝顔』で存在感見せる望月歩 大河・朝ドラまでこなす若手俳優、21年の展望は?

月9『朝顔』で存在感見せる望月歩 大河・朝ドラまでこなす若手俳優、21年の展望は?の画像1
写真/石田寛

 今年、大河ドラマ『麒麟がくる』や、連続テレビ小説 『エール』に抜擢された望月歩は、今、最も注目を集めている若手俳優だ。彼にとって飛躍の年となった2020年。その締めくくりを飾るのが、月9ドラマ『監察医 朝顔』へのレギュラー出演。12月から、法医学教室でアルバイトをする大学医学科3年生の牛島翔真として、俳優なら誰もが憧れる月9メンバーの仲間入りを果たした。

メキメキと成長を遂げる若手の最右翼は、いったい、この飛躍の年をどのように過ごしているのだろうか? そこで、望月を取材しようとしたところ、マネージャーは「トークが下手なんですよ……」と不安な様子。はたして、インタビューは成立するのか……!?

上野樹里さんが助けてくれた

月9『朝顔』で存在感見せる望月歩 大河・朝ドラまでこなす若手俳優、21年の展望は?の画像2

──今日はよろしくお願いします! マネージャーさんから、望月さんはトークが下手ということを事前に伺っていたのですが……。

望月:はい……。人見知りだし、インタビューを受けているとすごく緊張してしまうんです。うまく喋れるかどうか……。

──頑張ってください! 早速、12月から出演している月9ドラマ『監察医 朝顔』について伺いたいと思います。望月さんは、大学医学科3年生の牛島翔真役でレギュラー出演をしています。途中からの登場ですが、月9にレギュラー出演が決まって、どのように感じたのでしょうか?

望月:お話が来たときはすごく嬉しくて、テンションが上がって思わず走り出したくなりましたね。やっぱり月9ってすごく特別な枠なんです。一刻も早く家族に伝えたくなりました。

僕が演じている牛島という役を一言で表すなら「現代っ子」です。図太さがあるし、他人に対してもあまり気を使わない。初登場のシーンでも、ミーティングの前に眠り込んでいるところから登場します。

うっしー(牛島)を演じるにあたって台本の背景を想像していくと、医者の家の息子で大学も一発で合格してきて苦労知らずな人生を送ってきた。きっと、いろいろなことが、ある程度うまくいってきた人なんでしょうね。今後、世界を広げていくことによって成長を遂げ、「自分は浅かった」と気づくような人なんじゃないかな。 

──同年代の役ですが、自分自身に重なる部分はありますか?

望月:うーん、僕はあんまり「現代っ子」っていう感じじゃないし、うっしーが持っているような要素は少ないと思います。でも、先輩との付かず離れずの距離感なんかは共感する部分もあるかもしれません。

──『朝顔』は11月から放送が開始されていました。途中からの参加ということもあり、現場の空気に入りにくかったのではないでしょうか?

望月:いえ、すんなりと入り込めました。撮影の初日、緊張して現場に臨むと、主演の上野樹里さんがみんなを巻き込んで、僕がどこの出身か当てるゲームをしてくれたんです。みんな当たらなかったんですけどね(笑)。そんなゲームのおかげで緊張がほぐれて、リラックスしながら現場に加わることができました。周囲にいるのは、上野樹里さんをはじめ、山口智子さん、板尾創路さんなど錚々たる人々。そんな人たちに囲まれながら演技をできる幸せを噛み締めていました。

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