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週刊誌スクープ大賞

安倍晋三元首相、テレ朝記者に「バカじゃないのか!」の真相

渋野日向子全米オープンで踏ん張れなかったワケ

 ゴルフの話題。先日終わった全米女子オープンでも、最後まで優勝争いをしていた渋野日向子というゴルファーは不思議な選手だ。2019年は全英に初めて出場して優勝。

 だが今年は予選落ちが続いていたが、全米では人が違ったように3日間首位を独走して、優勝かと思う活躍をした。

 ゴルフの技術はそれほどでもないが、メンタルが強いと、ゴルフ専門記者がいっている。

 メンタルが強いのに最終日で崩れたのはなぜか? ゴルフジャーナリストの舩越園子は、「渋野選手は防寒対策が全くできていませんでした」と指摘する。

 私も朝4時過ぎまでテレビを見ていたが、当日の気温は6度。風も吹いているから、体感温度はさらに低い。耳当てまでしている選手がいたのに、渋野は薄いコートで震えていた。あれではまともなスウイングはできない。

 初歩的なミスだったが、決定的なミスだった。負けて泣く前に、もっと考えるゴルフをやることだ、シブコ!

 ところで神奈川県座間市のアパートで、男女9人を殺害した白石隆浩被告に死刑判決がいい渡された。白石は控訴しないようだから、死刑判決が確定するのだろう。

 文春によれば、その白石と結婚したいと30回も面会に来ている女性がいるという。20代前半のA子で、逮捕数日前までSNSで「会いたい」と誘われ、「人を殺した」と打ち明けられていたそうだ。

 白石も獄中結婚する考えはあるようで、結婚する可能性はあるのかと聞かれて彼女は、「と思いますけれどね」と答えている。何もいうことはない。

 さて、「嵐」が大晦日の『This is 嵐 LIVE 2020.12.31 生配信ライブ!』で、実質的に活動を停止する。テレビはここぞとばかりに「嵐」を引っ張り出して、人気にあやかろうと懸命である。

 週刊誌も“あやかり企画”をやっているが、文春だけはメンバーの女性問題を蒸し返して特集を組んでいる。「嵐」は故・ジャニー喜多川社長の最高傑作だが、アイドルになる素材を見つける眼はすごかったと、二宮和也がジャニーズ入りした1996年6月に、彼と一緒にオーディションを受けた元ジャニーズのタレントが話している。

「ジャニーさんが見ている前でダンスをしたり、カメラテストをする。あの日は二百人くらいいたと思いますが、正直言ってニノが一番パッとしなかった(笑)。
 猫背だし、ポロシャツをズボンに入れてリュックを背負い、いかにも冴えない少年といった風貌。それでもジャニーさんが一番に選んだのがニノ。なんであいつが受かるんだ? って顔してましたが、ジャニーさんの眼力には舌を巻くばかりです」

 私は、ジャニーはジャニーズを『ピーターパン』に出てくるネバーランドにしたかったのだと思っている。ここにいる間は、いつまでも子どものままでいられるのだ。そうでなければ、不惑にもなろうという中年男が「アイドルです」なんて恥ずかしくていえるはずがない。

 今週のフライデーも「嵐」を特集しているが、「ありがとう『嵐』」では、読む気にならない。合併号なのに他にめぼしい記事もない。失礼ないい方にはなるが、フライデーは写真週刊誌としての原点を見失っていると思う。アイドルを持ち上げるだけの週刊誌なら他にもいくらでもある。来年は写真誌でなければできないことは何かを、もう一度原点に返って徹底的に考えてほしいものだ。

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