全裸俳優・原田龍二が瓜田純士にラブコールで共演実現！ 孤独を愛するアウトローたちの哀歌

目で見たものしか信じないふたりの不思議体験

瓜田　原田さんは、オカルト関係も詳しいですよね？

原田　詳しいというよりは『世界の何だコレ!?ミステリー』（フジテレビ系）という番組に出演したときに「自分もロケに出たい」と言ったら、妖怪の“座敷わらし”に会いに行く企画をオファーしていただいたのが始まりです。それから、座敷わらしが出るという旅館や場所に行き、いろいろな不思議体験をしてます。

瓜田　具体的にどんなことが起きるんですか？　霊関係は否定派なんですけど、実体験を聞いてみたいです。

原田　僕自身も、霊を見た経験はないし、霊能力もありません。瓜田さんと同じく目で見たものしか信じないから、厳密には座敷わらしの存在も信じていない。でも、不思議なことは起きるんですよね。あるときは、勝手にオルゴールが鳴るという逸話がある旅館に行って二晩泊まりました。二日間とも何も起きたなくて、機材の撤収が終わったタイミングで、そのオルゴールが勝手に旋律を奏でたんです。

瓜田　オルゴールの巻き残していたり、スタッフが隠れて巻いてたりもしてないんですか？　

原田　ないです。もともと制作陣には「ヤラセは絶対にしないでくれ。わかった時点で俺は帰る」と伝えていて、何も起きなかったらそのまま放送する約束になってるんですよ。あるときは、電源が入っていない車のおもちゃが勝手に動き出しました。

瓜田　その車って、原田さんが不倫に使ってたのと同じ車種でした？

原田　4WDだったらよかったんだけどね（爆笑）。　

瓜田　あはは！　僕も、ある意味オカルトな話があります。昔お世話になっていた組織の本部が歌舞伎町のマンションにあって、駆け出しの頃は本部の部屋で当番として過ごさなきゃならなかったんです。その部屋には、いつも本部長が偉そうにふんぞり返ってたんですよ。お腹には般若の入れ墨が入ってるんですけど、下腹がぽっこり出ててました。

原田　パンチありますね～（笑）。

瓜田　部屋の奥には、いわくがありそうな兜鎧が飾ってあったんですけど、見るたびに飾り方が変わっていたんです。あるとき、先輩から「あの兜鎧は、夜中に勝手に動くんだよ」というウワサを聞いて、兄貴分たちは「絶対にあの兜は、戦国武将の呪いがあるんだ」と盛り上がってたんですよ。僕は霊を信じてないから「誰かがおもしろがって、出し入れしてるんじゃないですか？」なんて話をして、本部長にも話を聞いてみると、急に真面目な顔で「知らねえほうがいいよ。もう何も聞くな」と凄まれたんです。

ただ、せっかくだから鎧が動く現場を押さえたくて、若手のみんなで引き継ぎのときに報告し合ってたけど、そういうときに限って何も起きませんでした。

原田　期待してるとなかなか難しいよね……。

瓜田　そうなんですよ。でも、忘れた頃に僕が当番だった夜、その部屋からガチャガチャと何かが動く音が聞こえたんです。

原田　えっ！　そのとき瓜田さんはひとり!?

瓜田　ひとりです。「鎧が動く瞬間かもしれない」と思って、恐る恐る部屋の電気をつけたら、その本部長が兜を身につけてたんです（笑）。

原田　紛らわしいな（笑）！

瓜田　その人、ポン中だったんですよね（笑）。そのときに兜鎧を出したり入れたりしてたんですよ。

原田　ポン中だったのかー。人間のほうが霊よりもよっぽど怖いですよね。