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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 虹、BTS、NCTから読み解くK-POPの魅力

NiziU、BTS、NCTの活躍と潮目が変わった“日本とK-POP”の関係性 音楽ライターが韓国エンタメの2020年を大総括

彗星の如く現れた日本人「ショウタロウ」にK-POPファンが震える

 個人的なビッグニュースはNCTという大好きなグループに19歳(現在は20歳)の日本人メンバー・ショウタロウが加入したこと。NCTはSHINeeの後輩にあたる大所帯のボーイズグループで、実力者ぞろいのK-POPアイドルの中でも、特にルックス、歌唱、ダンスなど、あらゆる表現力が軒並み高いメンバーが集まっています。そこに日本人が入ると聞いた時、正直少し不安はありました。

 だけどショウタロウはNCTのグループ内ユニット・NCT Uの「Make A Wish」でデビューすると、切れ味抜群のダンスで世界中を驚かせます。韓国の音楽番組は放送後に、出演シーンに加えて、各メンバーにフォーカスした個人映像をYouTubeにアップします。ショウタロウの個人映像動画は公開からわずか3日で再生回数100万回を突破。大好きなグループにカッコいい日本人が加入して、なんだか誇らしい気持ちになれました。

 若くて有能な日本人がK-POPのグループに加入する流れは、今後も続くでしょう。BTSの弟分であるENHYPENに入ったニキや、NCTと同じ事務所の新人ガールズグループ・aespaのGiselleらも00年代生まれの日本人です。日々どんどんアップデートしていくK-POPをウォッチしているのはやはり楽しい。コロナが落ち着いたら、いろんな子たちに凱旋公演してもらいたいものですね。

宮崎敬太(ライター)

音楽ライター1977年神奈川県生まれ。「音楽ナタリー」「BARKS」「MySpace Japan」といったインターネットサイトで編集と執筆を担当。2013年に巻紗葉名義でインタビュー集『街のものがたり 新世代ラッパーたちの証言 (ele-king books) 』を発表した。2015年12月よりフリーランスに。柴犬を愛している。

みやざきけいた

最終更新:2020/12/30 12:00
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