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週刊誌スクープ大賞

菅義偉首相、ついに鉄槌を…“政権批判”のNHKアナが降板の余波

ステラヴェローチェ騎乗の横山騎手に怒りが収まらない!

 ところで、年を取るごとに短気になっていく。

 口も身体も不自由になる。道を歩いていてもすぐに転びそうになる。学生がスマホを見ながら道を歩いているのに腹が立つ。

 森羅万象、何を見ても何を聞いても腹が立つ。

 そんな時に役立つ「6秒ルール」というのがあるそうだ。以前、ゴルフのタイガー・ウッズもそんなことをいっていた。

 腹が立ったときは、自分の好きな言葉を6秒間唱えるというのである。

 私も腹が立った時、そうしてみようと考えていたが、昨日の競馬を見ていた時は、心の底から腹が立ち、テレビを壊してやろうと画面を蹴飛ばした。

 幸い、壊れはしなかったが、夜寝てからも怒りで体が震えた。

 そのレースは朝日杯FS。2歳王者を決めるGIレースだ。人気はディープインパクト産駒のレッドベルーオブだが、私は、2番人気のステラヴェローチェを本命にし、某ネットでもそう予想した。

 前走、不良馬場だったが、四角最後方から追い込み、3馬身突き抜けた。良馬場のスピード決着が心配されたが、私は心配ないと見た。

 ステラから馬単で6点流し。7番人気のグレナディアガーズも入っている。来れば8000円以上つける。

 レースはルメール騎乗のモントライゼが引っ張る。レッドとステラは中団で並走する。

 レッドの鞍上は福永、ステラは横山典。横山にとっては久しぶりのGⅠ制覇がかかっている。

 淀みないペースで進んだが、レッドはやや掛かり気味。ステラはしっかり折り合いはついていた。

 だが、四角手前からレッドは外を回って上がっていったが、ステラはインのまま。直線に向いて、グレナディアが先頭に立つが、レッドはなかなか伸びない。

 ステラはというと、インで前が壁になり、なかなか出せない。ようやく空いた内側をついてステラが猛然と追い込んでくる。上がりの脚は33秒5、最速だった。

 ちなみに勝ったグレナディアは34秒5である。レッドと並んで外から追い込んでも届いたはずだ。横山の判断ミスである。差は4分の3馬身だが、ルメールが騎乗していれば大接戦になったはずである。

 横山は52歳。盛りを過ぎたといってはいい過ぎだろうが、馬が可哀想だった。

 日本は競馬だけではないが、スポーツ界にはジャーナリズムが育たない。これが競馬の本場であるイギリスなら、騎手のミスは新聞でコテンパンに批判される。

 何しろ命の次に大事なカネがかかっているのである。横山はレース後、「よく頑張ってくれた」と馬を讃えているが、勝てたはずのGⅠ勝利を判断ミスで逃してしまったのだから、内心ではステラに謝っていたに違いないと思う。

 馬連でも5000円ついた。

 たしかに競馬は難しい。勝馬を見つけることも難しいが、騎手の騎乗ミスまで考慮に入れなければならないのだから、よくいわれるように東大入試より至難である。

 さて、私は作家が政治に対して口を出すのはけしからんなどとは思っていない。

 だが、今週の現代に連載している人気作家、伊集院静の書き方には違和感を覚えた。

 安倍前首相が「桜を見る会」疑惑で、東京地検特捜部から事情聴取されるというニュースがあるが、これは首相官邸から話が出たのではないかと推測している。

 そんなことをやっているから今の政治家はダメなのであると書く。そして、「これほど長きに渡って、首相としての責務をきちんとした首相が戦後何人いるのか?」

 こう書くと安倍の味方かという輩がいるが、

「引退した途端、批判を受けるほど、不誠実な首相であったのか、と言いたいだけの話である」

 この考えに同調できる輩は果たして何人いるだろう。

 菅首相が自分のことを「ガースー」と口にしたと家人が怒っているので、見て見たら本当だった。

 本当にこの男が梶山静六の弟子だったのかと疑ったという。

「もしかして、相当にレベルの低い男ではないのか? 最初に誉めた、私の目がおかしいのか?」

 ここでも紹介したが、伊集院は菅をべた誉めしていたのだ。

 だが、自分が政治家を見る目のないことを反省しているかと思えば、こんどはこういうのである。

「私は安倍氏の後継は、甘利明氏だと思っている。どう考えても、これほど優秀な政治家は、日本には見つからない」

 私は、作家というものは、石原慎太郎のような上から目線ではなく、地べたから虫の目で世の中を見るものだという「偏見」がある。

 ましてや、無頼派と自称している伊集院が、安倍、甘利のような政治家を買いかぶるのは、彼らしくないと思わざるを得ない。

 人間、年を取ると保守的になるというが、政治的な保守には、私はなりたくない。

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