ルール無用な『THE W』、吉住の“いいコント”とAマッソのレジスタンス
#THE W #テレビ日記 #阿佐ヶ谷姉妹 #Aマッソ #吉住
阿佐ヶ谷姉妹・江里子「ご近所のおせんべい屋さんから差し入れをいただいて」
そんな『THE W』の2代目チャンピオン、阿佐ヶ谷姉妹の2人が13日の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に出演。同じくほのぼの中年芸人である、ずんの2人とリモート形式でトークをしていた。阿佐ヶ谷姉妹の江里子さんと美穂さんは、いつものように阿佐ヶ谷の自宅からの出演だ。
ともに30歳を超えてからコンビを組み、40歳を超えてブレイクした2組。そのトークは予想通りのほんわかしたものでとても面白かったのだけれど、なかでも特筆すべきは次のシーンだ。
江里子さんいわく、自分たちはネタ作りに行き詰まると「季節の果物ベスト3」について話し合ってしまうらしい。そんなツイートを江里子さんがしたら、ずんの飯尾和樹から「僕は1位は梨です」とリプライが来たのだとか。そのことを覚えていた江里子さんは、ずんのやすが新型コロナウイルスに感染し療養した際、お見舞いとして梨を送った――。そんな話を江里子さんがしている最中に、彼女の家のインターホンが鳴った。
リモート画面から外れ玄関へ向かう江里子さん。何かを手にしてカメラの前に戻ってきた彼女は語る。
「今ですね、ご近所のおせんべい屋さんから急に差し入れをいただいてですね。お赤飯2つとですね、飯尾さんはちょっと苦手だっていうのは知ってるんですけど、酢漬けのカリフラワー」
カメラに映る、せんべい屋から届いた赤飯と酢漬けのカリフラワー。阿佐ヶ谷で暮らす彼女たちが、いかに地域に根付いているかを再確認させるシーンだ。せんべい屋から届くのが、せんべいではない。その事実が、彼女たちの付き合いがご近所さんとしてのものであることもうかがわせる。
また、もらう人はあげる人でもある。梨のエピソードもそうだが、江里子さんは飯尾が苦手なものもちゃんと熟知している。彼女たちが常に誰かに何かをあげる人であることの証左だろう。そもそも、ずんに梨を送った話をしているときに、おすそ分けが届いた。この事実がすでに象徴的だ。
阿佐ヶ谷には、あの姉妹を要とした贈り物の経済圏があるのかもしれない。
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