新たなリアクション芸人界のスター、天竺鼠・瀬下豊「元ヤンキーだからイジメに見えない」と炎上回避も
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コンプライアンス重視、パワハラ回避、炎上対策……そんなバラエティ界の傾向もあり、体を張る企画が難しくなっている昨今。リアクション芸人の活躍の場が減りつつある中で、新たなリアクションスターとして期待されているのが、お笑いコンビ・天竺鼠の瀬下豊だ。
天才肌のボケ担当・川原克己が繰り出す狂気に満ちたボケに定評のある天竺鼠。2016年から活動拠点を大阪から東京に移している。
「コンビとして目立つのはやはり川原ですが、あまりにも天才肌過ぎて、地上波バラエティ向きではない。一方の瀬下は、元ヤンキーで体格もよく一見強面ですが、“どんなことでもやる”と豪語して積極的に体を張るキャラクターです。『アメトーーク!』なんかでもイジられていますが、その前向きすぎる姿勢が業界内で注目されています」(バラエティ番組関係者)
制作サイドにとって、瀬下は安心して体を張らせることができる芸人なのだという。
「体を張る企画だと、どうしても芸人をイジメているかのように見えてしまうことも多い。特に、第7世代などは最初からあまり体を張る企画をやらないというスタンスの芸人も多く、余計に“無理矢理感”が出てしまう。でも、瀬下の場合、見た目が怖く、ゴリゴリのヤンキーだったということもあり、どんなに過激なチャレンジをしても、“イジメられている”というふうには見えないんです。
しかも、本人がノリノリでチャレンジしているということを明言しているので、かなり無茶なチャレンジもOK。パワハラだなんだと批判される可能性が極めて低いので、制作サイドにとって瀬下は使いやすいんです」(同)
全国ネットの番組ではまだそれほど多く登場していない瀬下がだ、関西ローカルを中心に過酷なロケに挑戦する機会が増加している。
「かまいたちの同期というのもプラス要素。かまいたちをメインとする番組は今後も増えていくでしょうから、同期のつながりで一緒に起用される可能性も高い。芸人から支持を得ている芸人であることも大きなメリットです」(同)
さらに瀬下は、強面な一方で涙もろいという一面も持っている。
「体を張る企画に感動を入れることができれば、制作サイドとしてはかなり助かります。それこそ最後に感動があるなら、どんどん過酷な企画ができるようになる。単純に体を張るというだけでなく、たとえば受験をしてみたりとか、スポーツの大会に挑戦してみたりとか、そういった長期的なチャレンジ企画もいける。それこそかつてのオードリー春日のように、重宝されるようになると思います」(同)
2021年は、肉体を使ってテレビの世界で活躍する天竺鼠瀬下の姿を頻繁に見ることになるかもしれない。
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