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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 岡村隆史の“汗だく”にスタイリスト「何かある」

『チコちゃんに叱られる!』岡村隆史の“汗だく”収録にスタイリスト「何かある」

岡村隆史の滝汗にスタイリスト「何かあるわね」

 エンディングは、恒例の縁側コーナー……のはずが、ここで1つのVTRが挟み込まれた。スタジオの隅でチコちゃんがMCの岡村隆史を説教している。

チコちゃん 「この後お見せするくだりはさ、10月8日に収録したものなのよ? あんたのことをモテないだの独りぼっちだのってみんなであざ笑ったんだけど、あなたその2日後に籍入れたわよね?」
岡村    「……はい」
チコちゃん 「だからちょっと、今から見ると返しも変な感じになっちゃってんのかな?」
岡村    「そうですねぇ、私が色んなことを隠しておりますもんですから……」
チコちゃん 「収録終わってから、汗の量を見てスタイリストさんだけが気付いたっていう話じゃない。『何かあるわね』なんつって」
 
 編集でCG作業をするため、この番組は収録から放送までに2カ月のタイムラグがある。だから、結婚発表後も岡村への独身いじりが放送されてしまうのだ。それにしても、汗の量で勘付いたスタイリストが鋭い。古畑任三郎ばりだ。

チコちゃん 「こういうことになるでしょ? 少なくとも2カ月前に私にだけは言ってもらわないと!」
岡村    「そうですねぇ。本当、これは申し訳ないなってずっと思ってたんですよ……」
チコちゃん 「わかったわかった、もういいわ。人間不信!」

 いや、チコちゃんの声を担当する木村祐一は9月の時点で岡村から結婚報告を受けたとInstagramで明かしていたはずだ。彼も複雑な心境で岡村の独身をいじっていたのかもしれない。それにしても、おめでたいことなのに説教されている岡村が不憫である。チコちゃんも「人間不信」って、坂口征二じゃないんだから……。

 確かに、独身いじりをされるときの岡村はおかしかった。まず、キョエちゃんは『ジングルベル』の替え歌を熱唱。「シングルだ シングルだ 岡村は~ モテねえ 彼女 早くつくりな~!」という歌詞である。さらに『あわてんぼうのサンタクロース』の替え歌で「あわてんぼうの岡村隆史 彼女できるまえ~に 夫婦茶わん買った」とキョエちゃんは歌ったが、心なしか岡村の顔がひきつって見えるのだ。言われてみれば、本当に汗をかいているし。結婚を言い出せぬままシングルネタに付き合っている岡村が辛い。2日後に彼女と籍を入れるのに、律儀にモテないテイで演技しているという……。結婚した奥さんとは長く交際していたと言うし、ならば夫婦茶碗を買っても全くおかしくないはずだ。これが、岡村に対する最後の独身イジりとなるか? というか、もうテレビでこういうイジりをするのはうまくない気もする。

 ちなみに、この日は10歳の女の子からの投稿が紹介され、その内容は「母が私の好きな人を探ってくるが、父との出会いの話は全くしてくれない」というものだった。この投稿に岡村は「これから、お父さんとお母さんの出会いも教えてもらえるかもわからないですよね」と回答している。それにしては、岡村本人が恋人の存在を隠しているというパラドックスが面白い。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2020/12/18 17:00
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