「プロ野球珍プレー好プレー」画面に映らなかった“一番の珍プレー”
#中居正広 #ヤクルト #珍プレー好プレー #上田剛史 #村上宗隆
有終の美を飾るのが“珍プレー”だったとは……。
中居正広が司会を務める『プロ野球珍プレー好プレー大賞』(フジテレビ系)が13日に放送された。これまでも「宇野(中日)のヘディング」「達川(広島)の当たったフリ」「クロマティ(巨人)の乱闘」など、数々の名場面・珍場面を紹介してきた同番組。今年の放送で大きく取り上げられたのが、ベンチでのパフォーマンスだ。
「これまでラミレス(横浜→巨人)の“ゲッツ!”、レアード(日本ハム→ロッテ)の“寿司ポーズ”、松田宣浩(ソフトバンク)の“熱男!”など、ホームランを打つとパフォーマンスをする選手はいましたが、近年のトレンドは、ベンチの選手を巻き込んだものです。
グラシアル(ソフトバンク)の“シャドーボクシングで殴るフリ”が有名ですが、今年登場したのが“カメラ目線”。ホームランを打ってベンチに戻ってきた選手をほったらかしにして、ベンチの選手がベンチ横のカメラを“ガン見”するもので、ヤクルトが始めて他のチームにも広まりました」(フリーのスポーツライター)
白熱したプレーの中で見せるパフォーマンスは、プロならではのもの。パフォーマンスがファンの楽しみとなったり、グッズ展開されたりと、広がりを見せることもある。だが、番組で大きく取り上げられた珍プレーには“その後”があった
「カメラ目線パフォーマンスの場面で紹介されたのが、ヤクルトの上田剛史です。上田は2006年にヤクルトに入団した生え抜きの選手で、俊足のリードオフマンとして主に守備や走塁で活躍。チームのムードメーカーでもあり、カメラ目線パフォーマンスは“上田新喜劇”と呼ばれ、話題になっていました。番組では主砲の村上宗隆の、『上田さんにキスされるとホームランが打てる』というエピソードも紹介されました。
ただ、スタジオでも爆笑だったカメラ目線パフォーマンスですが、上田はシーズン後にクビを切られ、他のチームからも声はかかりませんでした。戦力外通告が発表された時は、ヤクルトファンを中心に驚きの声があがりましたが、今シーズンのヤクルトはダントツのビリ。シーズン中から、ああいったベンチパフォーマンスには、『弱いチームがやることじゃない』という声はあがっていたので、来年に向けてチームを引き締めるために“見せしめ”にされたのかもしれません」(同上)
確かにスタンドプレーは、勝っているからこそ許されるもの。ベンチや客席を盛り上げるのも大切な仕事だが、パフォーマンスをやりたいなら“空気を読む能力”も必要なのかもしれない。
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