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人気番組『爆報! THEフライデー』打ち切りの真相は? TBS、ドル箱の“金曜黄金帯”が崩壊か

人気番組『爆報! THEフライデー』打ち切りの真相は? TBS、ドル箱の金曜黄金帯が崩壊かの画像1
番組ウェブサイトより

 TBS系の人気バラエティ番組『爆報! THE フライデー』(金曜午後7時~)が2021年3月いっぱいで打ち切られることが明らかになり、驚いた視聴者も多いのではなかろうか?

 同番組は爆笑問題がメインキャスター、田原俊彦がスペシャルゲストMCを務め、11年10月に放送開始。かつて一世を風びした著名人の現在を取り上げる「あの人は今」企画などが人気だが、区切りの10周年を目の前にして番組が終了する。

『爆報』は人気番組だったはずなのに、なぜ打ち切りになってしまうのか? コロナ禍により、ロケがしづらくなったため、というが……TBSでも他局でも、なんとかロケをやりくりしている番組もある。本当に、ロケだけが問題なのだろうか?

「確かに『爆報』はロケも多いし、やりづらくなったのは確か。ただ一般人と触れ合うようなロケでもないですし、それは2次的な要素。最大の要因は視聴率が急降下したことで、TBSのドル箱だった金曜ゴールデン帯のすべての番組が落ち込んだからでしょう。このままでは、CMスポンサーもどんどん撤退していきますし、後番組への影響も甚大。放送曜日、時間を移すことも一考されたようですが、爆笑問題や田原らの出演料が高くて、経費削減の流れに反するので、終了の結論に至ったようです」(テレビ局関係者)

 19年9月までは順調だった。『爆報』は常時2ケタの視聴率を挙げ、15%(ビデオリサーチ調べの世帯平均視聴率、関東地区・以下同)超えする週もあった。その後の午後8時台の『ぴったんこカン・カン』、午後9時台の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』もガッチリ2ケタをキープ。TBSにとって、金曜ゴールデン帯のこの3番組はまさに“黄金帯”で、他局の追随を許さなかった。

 ところが、テレビ朝日が金曜午後9時台にオンエアしていた、長嶋一茂、石原良純、高嶋ちさ子の『ザワつく! 金曜日』を同10月から、『爆報』の裏の午後7時台に移動させてから歯車が狂った。

 もともと、テレ朝は同時間帯にアニメの『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』を放送していたが、子ども向け番組とあって視聴率は低調だった。それらを土曜夕方に移して、『ザワつく!』をもってきたのがクリーンヒットとなり、13%前後の視聴率をマーク。同じバラエティとあって、影響を受けた『爆報』の視聴率はグングン降下。最近では6~7%程度でウロウロしており、スポンサーの信頼が離れているのだ。

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