トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『家つい』35年間一緒だった妻からのLINE

『家、ついて行ってイイですか?』35年間一緒だった妻からのLINE「楽に逝かせてほしい」

最愛の妻からの苦しいLINEに男性の返信は?

「自分から命を絶とうとしてるってことをさ、言えなかったんだよね。『もう楽にさせてください』っていう感じになっちゃって。俺たちは長く生きてほしかったんだけど、命を絶つって決断を自分でした。それがこのLINEなんだよね」

 妻からのLINEに、男性はこう返信している。

男性  「わかったよ。未だに、ママが居ない時間が考えられません。ちょっと力が入らず、仕事する気にもなれない。子供にはよく話しておきます。辛い思いをして、手術しなくていいよ」
奥さん 「わかってくれてありがとう」

「楽に逝かせて欲しい」なんて、言う側にとっても言われる側にとっても苦しい言葉である。でも、限界にいる奥さんに「もっと生きて」と男性は説得できなかった。今、1人残された男性はLINEを読むのが辛いと思う。淡々とした口調が、余計に彼の無念さを感じさせる。

 男性の奥さんは若くして亡くなった。しかし、夫からこんなにも想われ、凝縮された人生だったのだと信じたい。お互いを尊重し、寄り添い合う夫婦だった。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

記事一覧

サイト:Facebook

てらにしじゃじゅーか

最終更新:2020/12/16 19:00
1234
ページ上部へ戻る

配給映画