『家、ついて行ってイイですか?』35年間一緒だった妻からのLINE「楽に逝かせてほしい」
#家、ついて行ってイイですか?
家族中から慕われている風の“パパ”だが…?
もちろん、パパは女性陣からの評判もいい。「頼れるときは頼れるのがデカい」(長女)、「楽しませてくれる、家族全体を明るくしてくれる人」(次女)と高評価である。一向に痩せないパパの健康を三女は心配しており、父の日は家族がパパにダイエット器具をプレゼントしていた。さらに、台所へ行くと男性が作ったおでんの鍋が置いてあった。
「ちょっと私が体調を崩してて、旦那様が作ってくれました」(奥さん)
この父親には甲斐性もある。コロナで遊びに行けない子どもたちを思って大きなプールを購入し、広い庭にそれを設置していたのだ。また、5月5日には庭に出店を出し、大勢の子どもたちを招いて楽しませるそうだ。これは、毎年の恒例行事とのこと。スケールのでかいパパではないか。包容力があるし、頼りになる。
台所には四女が描いたパパの絵が飾ってあった。歩くパパの横には「デート中」という文字が。なるほど、ママとデートしている場面を絵にしたのだな? ……と思いきや、違うらしい。家族を見ると「こういう絵をよく描くわな」「例の一件以来」と苦笑している。「例の一件」って、一体何?
男性 「今年に入ってちょっと……裏切りをしてしまったので(家族から)軽蔑されてる部分はあるから」
奥さん 「盛大にやらかしたからな!」
男性 「盛大にやらかしてしまったんで……。子どもたちのことも裏切ったし、奥さんのことも裏切ってしまったんで」
スタッフ 「ちなみに、何したんですか?」
奥さん 「ちなみに、何だと思います?」
長女 「お察しの通りって感じですけどね」
男性 (頭を抱える)
良き父であり夫にしか思えなかったのだけど……。女性陣の会話から察するに、父の裏切りは家族全員が知っていそうだ。家の外に出た男性は、何があったかをスタッフに告白した。
「別の女の人と……不倫じゃないけど、してしまって。それがバレていたという……。正月1月1日に家族総動員で詰められて、両親とかも来て……とかですね」
まさに、お察しの通りすぎた。いいお父さんだと思っていたけど、それらの行いはただの罪滅ぼし! さっきまで褒めていたのを返してほしい心境だ……。
この男性からは雄の匂いが発散されまくっており、優しいながらもヤンチャ者のオーラがある。社長だから恐らく金払いもいいだろう。率直に言ってモテそうなのだ。ただ、一般人が不倫の事実を全国に晒してしまっていいのか? と、他人事ながら心配してしまうけれど……。
「子どもたちも今は笑顔でやっているけど泣かせてしまったし、『別れてほしい』とか『一緒にいられない』って言われて、別れてしまってもしょうがないなと思っていたんで。1人でワンルームでも何でもいいから細々とやって家族の生活見て、そっちのほうがいいなと思ったんですけど」
あんなに幸せそうな家族だと思っていたのに……。しかし、次第に状況は変わった。子どもたちのほうから「何時に帰ってくるの?」とメールをくれるようになり、普段の生活でも何気ない会話を交わしてくれるようになったのだ。
「当たり前になっちゃってたんだろうな。子どもがいて『パパ』って言ってくれるのが当たり前だったりとか。奥さんもいてくれて当たり前だし、ご飯作ってくれるのも当たり前だったり。家族6人見失っちゃって、自分だけで仕事でうまくいってるんだなんて勘違いして調子に乗っちゃったんですよね。もう、今はすごく後悔。あれがなければ、全然そのまま普通だったのに。失敗したなぁ……。なんで、そういうことするかなぁ……」
おぎやはぎ・矢作兼がVTRを見ながら「芸能人より謝罪してるよ」とコメントしたのには笑った。人力舎所属の矢作が認めるほど、男性の深き反省はダイレクトに伝わってきた。確かに、素晴らしい不倫謝罪の形だ。
今や、家族でカースト最下位になったこの男性。何しろ、周囲は女性ばかりである。恐らく、この件については一生言われるだろう。家の中に戻ると、家族でディズニーのテーマパークへ遊びに行った際の写真が飾ってあった。昨年9月19日に撮った写真だそうだ。
奥さん 「あっ、その直後じゃん、やらかしたのは」
男性 「あぁ……」
奥さん 「10月だもん、(不倫相手と)出会ってんのが」
長女 「ふふふっ……」
奥さん 「『ふふ』だよな? 本当、しょうもねえ」
家族団らんの場で夫の不倫をイジりまくる奥さん。そうか、この家族はパパよりもママのほうが度量が大きいのだな……。一方、この男性にも憎めないところはある。だから、家族から見捨てられなかった。事実、肩身が狭いながらも家庭の中心であり続けているし。裏切られたはずの父に居場所を持たせてあげる家族も本当に優しいと思う。
今振り返ると、長男からの「パパはお母さんのおっぱいが好き」という追い込みが微笑ましい。一時は他の女性に目を向けた父だ。でも、今は妻のことだけが好きなはず。もしかすると、あれは子どもなりの嬉しさの表れだったのかもしれない。
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