ゆりやんに「ぜんぜん面白くない」の大合唱! 吉本猛プッシュも“第二の渡辺直美”には程遠い現状
14日に放送された女性芸人による賞レース番組『女芸人No.1決定戦 THE W』(日本テレビ系)。4代目チャンピオンに輝いたのは人力舎所属のピン芸人・吉住だった。そんな吉住と決勝で争ったのが、ゆりやんレトリィバァ、TEAM BANANA、オダウエダ、にぼしいわし、紅しょうが、ターリーターキー、Aマッソ、はなしょー、ぼる塾といったメンツ。第7世代からベテラン勢まで、総勢10組がしのぎを削った。
そんな中で、注目を集めていたのが吉本所属のゆりやんレトリィバァだ。ゆりやんは2017年の第一回大会で優勝しており、二度目の栄冠を掴めるかどうか期待する声も多かったが、視聴者からは「面白くない」の声も多いようで。
「特にBブロック第1戦のAマッソ対ゆりやんの対決では、僅差でゆりやんが勝ったのですが、これには視聴者からも『Aマッソのほうが面白かったのに』『ゆりやんおもしろくないけど審査員の贔屓では?』といった声が、SNS上などでも結構見られた。また、今日になってヤフーニュースに『THE W』のゆりやんを賞賛するような記事があがったが、コメント欄にも『おもしろくなかった』『持ち上げ記事』という声が殺到している(苦笑)」(構成作家)
どうにも視聴者ウケは微妙なようだが、独特のスタイルを貫いている姿勢がプロの芸人から一定の支持を得ている部分もあるという。
「ゆりやんはいわゆるシュールさが売りで、それはそれで面白いんですよ。どちらかといえば野性爆弾のくっきー!なんかと同じ系統だと思うんです。しかし、吉本はどうも“第二の渡辺直美”のようにしたいのか、ポップな感じで売り出していて、そこに齟齬がある気がしてならない……。くっきー!だって独自の芸風で、賞レースなんかに頼らず売れているわけで、ゆりやんもシュールを貫くなら賞レースで結果を残す必要はない。賞レースはどうやっても“大衆ウケ”が求められる側面が強いですからね」(同)
さらに、若手女性芸人の台頭がゆりやんの障壁になっているという指摘もある。
「業界的にも今、若手女性芸人への注目度はあがっている。『THE W』にも出ていたAマッソを筆頭に、ヒコロヒー、蛙亭の岩倉、ラランドのサーヤ、納言の薄幸などが特にバラエティ番組に引っ張りだこになっている。彼女たちの共通点は平場に強いこと。その場にいる男性芸人MCに臆することなく、ズバズバ物を言う姿が気持ちいいんです。しかし、ゆりやんはおっとりとしていて平場に弱い。
渡辺直美なんかも彼女の主義主張や美意識が女性ファンにウケてヒットしましたけど、ゆりやんにはそれがない。必死にダイエットしているけれど、正直“痩せる”より渡辺のように“太った姿でも堂々とありのままオシャレをする”ほうが今の時代好かれやすい。ゆりやんはことごとくズレちゃってるんですよね……」(テレビ局関係者)
吉本は第7世代ブームに乗じてゆりやんを猛プッシュしているというが、視聴者とは少々温度差があるようだ。
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