中国制作の実写版『ヒカルの碁』に「プロパガンダに利用」とファンから批判殺到
#漫画 #ヒカルの碁 #五毛党 #中国共産党
劇場版がヒットを続け、ついに単行本の最終巻が発売された『鬼滅の刃』の勢いは海外にも広がり、中国でも人気だが、もうひとつ中国で話題になっている日本のマンガ作品がある。それは『ヒカルの碁』だ。連載当時から中国で人気だったが、現在、実写化ドラマがインターネット上で配信されているのだ。
日本のツイッターでも密かに話題となっており、作品を評価する声があがっている。ところがそれらのつぶやきにはどうにも奇妙な点がある。
「小さな頃一番大好きなアニマ『ヒカルの碁』が今実写した」
「ちょうと眠られないてツイッターで中国のドラマのファンの応援写真を見ていた」
「面白すぎて見悶えるレベルです」
などなど、日本語が不自然なのだ。
「三立新聞網」(11月25日付)によると、それらは、中国人が日本人を装って書き込まれたものだという。これら日本語の書き込みを見つけた中国人インフルエンサーが中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」で「日本のネット民の『棋魂』に対するコメントを見て泣きそう!」と興奮気味に報告。ところがそれを見た別のネット民が、中国人が書いたことを見破ったのだった。
確かにツイッターのアカウント名やハッシュタグに日本語の漢字ではなく、中国語の簡体字を使用しているユーザーが数名いる。いったい彼らの目的はなんだろうか。中国のコンテンツ事情に詳しい、上海在住のコンサルタント(45歳)はこう分析する。
「ドラマ版である『棋魂』は原作に忠実でないどころか、不自然に香港返還について触れられるシーンがあったりして、原作ファンから批判が集まっています。それを和らげるため、中国共産党がインターネット上で世論を誘導する『五毛党』が動いているのでしょう」
日本のコンテンツがプロパガンダに利用されているとうことか。しかし不自然さはすぐに見破られてしまったようだ。
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