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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 女性アイドル育成編が『ガチンコ!』すぎる!

『フリースタイルティーチャー』えいたそも汐りんも…ハングリーな女性アイドル育成編はまるで『ガチンコ!』!?

アイドルならではのセンス

 最後は、恋汐りんご(バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI) & TKda黒ぶちのレッスン。初顔合わせでのツーショットを見ると、メイド喫茶に来たお客さんと、その相手をするメイドしか見えないのは笑えた。しかし、TK先生のレッスンはシビア。ティーチャーから自己紹介ラップの宿題を課せられた恋汐は、早速チャレンジした。

恋汐 「恋汐りんご ゲスト出演 絶対忘れるなの ワンマンライブ
    そこらへんの簡単な椅子 居座りながら 
    ワンワンな犬の動画を観たりとかして」

 予想以上だ。意外に踏めてるじゃない! 「ワンマンライブ」→「簡単な椅子」→「ワンワンな犬」の踏み方も見事で、普通ではあまり聴けないアイドルならではのセンスがいい。

 ヒップホップとかけ離れたジャンルで活動する恋汐は「他のスチューデントよりいっぱい頑張んなきゃいけない」と、現状を冷静に把握している。だから、努力を怠らない。ラップの基礎知識や他の参加者の分析を自主的に行い、それらのデータをノートにまとめていたのだ。これがまた、物凄い書き込み量! 「普段は人間らしいところをあまり見せないようにしている」と語る彼女なのに、今回は自らをさらけ出す覚悟である。

 なぜ今シーズンが面白いかと言うと、今までで一番ハングリーだから。言ってしまえば、昨シーズンまでは売れてる芸能人がスチューデントだった。何だかんだ、ラップバトルは数ある仕事の内の1つ。打って変わって、今回のスチューデントは全員のモチベーションが半端じゃない。勝負事にハングリーさは重要である。

 スチューデント全員の個性はバラバラだ。アイドルとしてのキャラを守ってバトルする者もいるだろうし、キャラをかなぐり捨て本音をぶつけるスチューデントもいるだろう。ヒップホップとしては、両者共にカッコいい。言わば、今回はスタイルの闘いだ。

 あと、ティーチャーたちの教え方が明らかに上手くなっているのにも注目。レッスン内容に各ティーチャーの個性が出まくっていたのは興味深かった。今シーズンはティーチャー同士のスタイルウォーズでもあるのだ。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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てらにしじゃじゅーか

最終更新:2020/12/15 19:00
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