巨人菅野、移籍に迷い!? 見通したたないメジャー試合に意気消沈か
2020/12/10 22:00
#プロ野球 #読売ジャイアンツ #菅野智之
ポスティングシステム利用でのメジャーリーグ移籍を目指すプロ野球、読売ジャイアンツの菅野智之投手が8日、慎重な姿勢を崩さずオファーを待つと自らの口で語った。
2年連続リーグ優勝に大きく貢献し、夢の舞台に羽ばたくはずの菅野だが、その心中は穏やかではない。
同日には球団が、ポスティングシステム申請がメジャーリーグ機構側に受理されたと発表しており、日本時間2021年1月8日午前まで交渉することが可能となったが、菅野はというと「今でも(移籍するか)悩んでいる」と曖昧な回答。その背景には移籍先球団よりも、そもそも来シーズンにメジャーリーグでまともに試合が挙行されるかどうかが不透明なことが大きい。
今シーズン、新型コロナウイルス感染拡大のためメジャーリーグはわずか60試合しか公式戦を実施できず、AAAなど下部リーグは完全にストップしたまま。コロナ禍は全く解消されている状況ではなく、来年の見通しはまったく立っていない。
メジャーに詳しい球界関係者は「試合ができなければ、観客もどれくらい入るかわからない。それはそのまま、年俸にも直結することになる。日本のプロ野球チームもそうだが、メジャー球団も今年は巨額赤字を抱えることになり、容易に大きな契約を結べない。そこをどこまで天秤にかけるかということになる。代理人が好条件を引っ張ればカネについては解消できるが、かといって試合ができなければ2年目以降の伸び幅は小さくなる」と話す。
意気揚々と海を渡ると言い切れない裏には、こんな不透明な条件が多いことが大きく影響しているのだ。
最終更新:2020/12/10 23:47
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