菅首相、特捜部の捜査は止めていない――「桜疑惑」はやはり官邸リークか?
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コロナ再拡大もGoTo止めない菅は何を考えてるのか
ところでコロナの第何波だか分からないが、感染拡大が止まらない。大阪府は営業自粛どころではなく、不要不急の外出を自粛せよというお触れが回った。
だが菅は、GoToトラベルを止めるどころか、来年のゴールデンウイークまで続けるといい出した。このジイサン、何を考えているのだろう。
来夏の東京五輪を何としてでも開催したいという魂胆が裏にあるのだろうが、無理に決まっている。中止になれば、追加で支払わされる3000億円ともいわれる費用をドブに捨てることになる。前の人間が勝手にIOCに約束してしまったことだが、菅も知らされ、容認していたことは間違いない。その責任をどう取るのか。
次々に発表される製薬会社のワクチンに期待しているのだろうが、副反応がどう出るかが未知数である。
製薬会社は安全だというのなら、まず、全社員、社長を含めた全幹部、ぞの家族にワクチンを接種すればいいと思う。だが寡聞にしてそういう話は聞かない。
文春では、12月中に海外でワクチンが使用可能になるが、「日本は極めて迅速に認可が下りても来年春くらいではないか」(医師でジャーナリストの森田豊)と見ている。
副反応は100万人ぐらいに投与して始めて重篤になるかどうかが明らかになる場合もあるから、慎重に見なければいけない。また、コロナは風邪ウイルスの仲間だから、一度のワクチン接種で済むと思わない方がいいそうだ。となれば、どう考えても、ワクチンを使えるのは来年後半だろう。
文春は、なぜ今、医療崩壊が叫ばれるのかについても、こう報じている。「東京都では、感染者用の病床使用率が50%に達した。これを『まだ半分ある』、あるいは『まだ普通に病院に通えている』と捉えるのは危険だ。重症者が増え続け、より多くの人員を割けば、これまでできていた医療サービスにしわ寄せが行くのは必定。つまり、コロナにより、本来救えたはずの他の疾患の患者が救えなくなる――これが、今叫ばれている『医療崩壊』の本質なのだ」。
一方の新潮は今週も、コロナは怖くない、医療崩壊は演出されていると報じている。この中で注目すべきは、厚労省が発表した「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」によると、PCR検査で陽性のうち、6月24日の時点で60代の死亡率が5.1%、70代が14.9%だったのが、11月25日にはそれぞれ1.7%、5.7%に落ちているのだ。
この理由としては、PCR検査や抗原検査が容易に受けられるようになったことと、治療法がだいぶわかってきたことが大きいというのである。
分母が大きくなってきたから率が下がってきたのだろうが、治療法については、私のような後期高齢者が安心していられる状況ではまだないと思うのだが。
菅首相は、会食でもマスクをつけながら静かに食べれば感染しないといい出したが、文春によると、11月27日、菅が法政大学の後輩で野球評論家の江本孟紀や、やはり後輩で元広島の小早川毅彦らと、ホテルオークラの「山里」で会食した際、「小部屋でお互いに距離も取っていたのでマスクはされていませんでした」(江本)というのだ。
親しい相手だからマスクをしないというのは通らない。国民に実行しがたいことを押し付けておいて、自分はつけたりつけなかったりでは、説得力がなさすぎる。やはり人の上に立つ器ではないと思うしかない。
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