「ミロ」販売休止のナゼ! ツイッターから火がついて品薄状態も「鉄分とりたいなら雪印を飲め」
#新型コロナウイルス #ネスレ #ミロ #機能性飲料 #麦芽飲料 #雪印メグミルク
ネスレ日本株式会社から粉末麦芽飲料「ネスレ ミロ」が販売休止に追い込まれた。ミロといえば、1973年から47年もの長い間親しまれてきた、誰でも1度は飲んだことのある“国民的飲み物”と言っても過言ではないだろう。機能性飲料でありながら“ココア味”の甘く美味しいデザートのような風味が魅力だ。
そんな「ミロ」だが、今年の夏にその栄養価の高さがネット上で再注目され、「鉄分が摂れる」「寝起きがよくなる」などといった口コミが爆発的に拡散。結果、9月には供給が追いつかない状態に陥ったため『“ネスレ ミロ オリジナル 240”が品薄状態のためお買い求めいただけません。2020年11月中旬ごろに販売再開予定です』とアナウンスされていた。
「今年の春から夏にかけては、巣篭もり需要で思わぬものが爆発的に売れる現象が多々あった。パンケーキ用の粉、バター、バニラエッセンスなどの製菓に使う材料や、唐揚げ粉なども売れました。そうした項目の中に『ネスレ ミロ』も入っていた。ミロは本来なら家庭で親が朝食やおやつ時に子どもに飲ませるものでした。しかし、ツイッターで『貧血が治った』『スッキリ目覚めることができた』という口コミが広がり、大人の需要が増えたんです。
また個人的に思うのは、コロナ禍で自宅時間ができて『一手間』したくなった人が増えたんですよ。そういう人たちに“牛乳と混ぜる”ミロの一手間行為がウケたんじゃないかと(笑)」(週刊誌金融ライター)
しかし、原料をシンガポールからの輸入に頼っていたこともあり、マイナスな面でもコロナ禍の煽りを受けてしまった様子。公式発表では供給体制が整うのは来年の3月以降になる見通しだという。
「まさにチャンスロスといった感じで、ネスレも悔しいでしょうね(苦笑)。ただ、ミロは鉄分が豊富であることをウリにしてますが、だったら雪印メグミルクの『プルーンFe1日分の鉄分のむヨーグルト』でいいと思う。ミロは一杯分で鉄分3.2mgだけど、プルーンFeは1本(190g)で6.8mg摂れます。コンビニで買えるし牛乳に溶かす手間もいりません。まあ、味はミロのほうが子どもウケするのはわかりますが……」(元小学校養護教諭の編集者)
とはいえ「販売休止」と聞くと急に飲みたくなる気もするミロ。来年春には“ミロロス”の反動で売り上げを伸ばすことになるかもしれない。
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