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日刊サイゾー トップ  > 紅白落選したAKB48はむしろ胸を張れ!
西国分寺哀の「チャンネルはそのままで」vol.3

紅白出るのってそんなに大事? 落選しちゃったAKB48はむしろ胸を張れ!

ナンダカンダ見てしまう「紅白歌合戦」

 さて、ひとしきり「紅白の基準」というものに異を唱えてきた私ではあるが、実際のところ「紅白歌合戦」は楽しんでいるクチだ。

 40歳近くになってからというもの、大晦日は祖父母や両親と食卓を囲みながら「紅白歌合戦」を見るのが恒例となっている。

 Perfumeに対し「この人たちの曲は全部一緒に聞こえる」と憤る母をなだめ、石川さゆりの出番を待っているうちに寝てしまった祖母を揺り起こす。そんなまったりとした時間が心地よい。そこにおいて紅白は、いつもと変わらず「あってくれればそれでいい」存在だ。
 
 もちろん、番組サイドには出演者の選定や演出に心血を注いでもらいたい。そして視聴者は、ただそれを何も考えず受け止める。それが紅白に対する正しい向き合い方だと思うのだ。

 大晦日ぐらい刺激的でなくていい。歳を重ねてそんな境地に辿り着きつつある。ただ、2018年に6年ぶりに紅白に出場したDA PUMPのことを両親がなぜか「ダンプ」と縮めて呼んでいたのを聞いた時には「刺激的だなー」とは思ったが。

西国分寺哀(にしこくぶんじ・あい)
去年勝ったのは紅組か白組か、結局覚えていない40代独身男性。雑誌「サイゾー」(小社刊)にて「西国分寺哀の『大丈夫?マイフレンド』」を連載中。

西国分寺哀(にしこくぶんじ・あい) お節介でうだつの上がらない中年コラムニスト。サイゾーにて「西国分寺哀の『大丈夫?マイフレンド』」を連載中。

にしこくぶんじあい

最終更新:2023/02/22 11:43
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