日本ハム杉谷、わざわざ「残留表明」会見 狙いは苦しい球団事情!?
2020/12/03 22:00
#プロ野球 #日本ハムファイターズ
稀代のエンターテイナーとして異彩を放つ男が選んだのは、“まさか”の残留だった。
プロ野球・北海道日本ハムファイターズの杉谷拳士選手が11月30日、千葉県内で会見を行い、海外フリーエージェント権を行使せず球団に残留することを発表した。
日本ハム一筋の杉谷は今シーズン、自己最多の88試合に出場。内外野両方を守れる選手として便利屋的な面もあるが、何より場を盛り上げることは群を抜いている。毎オフ、帝京高野球部先輩、とんねるずの石橋貴明が出演する『スポーツ王は俺だ!』(テレビ朝日系)の野球パートには常連で、ファンの間でも「オフの4番」とイジられるほどだ。
プロ12年目となったが今年9月、FA権取得の際には首脳陣やチームの先輩から「チームのために行使せよ!」とヤジられていたが、結局動くことはなかった。仮にもチームを出ていく前提での行使や移籍決定での会見ならまだしも、わざわざ杉谷が表明した舞台裏について、プロ野球OBは「日本ハムのチーム事情もある」と話す。
「今オフは有原航平投手が、ポスティングシステムを使ってメジャーに挑戦。さらに、西川遥輝外野手も、メジャー挑戦をちらつかせています。投打の主力が退団となれば一大事ですが、コロナ禍もあり大きな補強はできない。すでに、他球団からは『来年の最下位は日本ハムで決まりだ』と話題になるほどです。こんなマイナスイメージをかき消すには、杉谷劇場は打ってつけの“ショー”だったわけです」(同)
本人にとっても、球団にとっても今回は利害関係が一致していたようだ。
最終更新:2020/12/03 22:00
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