フジテレビ、『ルパンの娘』と『コンフィデンスマンJP』映画化に内部からも批判の声
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新型コロナの影響で、状況がガラリと変わってしまったのが民放各局だ。企業からの広告に収益を依存しているので売上もガタ落ち、それに伴い番組制作も根本から変更することになった。
「受信料の収益が前年よりも上がっているNHK以外は、どこも来年の決算で大幅な赤字を計上する予定です。2021年4月以降は制作費や経費も前年の半分以下になる局が多く、出口が見えない状況になっています。芸能事務所も、収益が安定しているNHKへの売り込みが以前にもまして増えています」(民放関係者談)
中でも“負けがこんでいる状態”なのがフジテレビだ。
「視聴率が一向に上がらない中で、これまでの世帯視聴率ではなく、“キー特性”と言われる50歳以下の視聴者を対象に、番組作りをしていく方針を打ち出しました。これは電通の手引によるものなのですが、新しい番組がYouTubeのような若者に媚びた番組ばかりになって、現場のモチベーションも低下している。地方の系列局はまだ、当面は世帯視聴率で広告の販売を続けなければいけないので、フジの番組が若者向けになったことで視聴率が更に下がり非難轟々になっています」(フジテレビ関係者談)
そんなフジテレビが来年度の目玉企画として用意しているのが、映画事業だ。
「深田恭子主演のドラマ『ルパンの娘』と、東出昌大の不倫で大騒ぎとなった『コンフィデンスマンJP』の続編映画の制作を進め始めています。『ルパンの娘』に関しては、ドラマ版の視聴率が悪く映画化に反対する声が社内でも多かったのですが、主演の深田が過去にドロンジョを演じた映画『ヤッターマン』の興行収益が良かったことを引き合いに出して、強引に幹部の判断で決定となった。ただ、コロナの影響で映画館がどこまで稼働できるかもわからない中で、あまりに無謀すぎる映画化になりそうです。(フジテレビ関係者談)
また、映画版の人気が高い『コンフィデンスマンJP』に関しても、不穏な声が聞こえてきている。
「今回も、制作費をかけてビックゲストを多く呼ぶ予定のようですが、出演者に不幸合ったりトラブル続きで、出演者のブッキングが上手くいってません」(民放関係者談)
ただ、フジテレビとしてはどうしても映画で稼がなければいけない現状がある。
「これまで人気番組を作っていた外部の制作会社が、次々とフジから離れているんです。制作費の圧縮とコロコロ番組の方針が変わることが原因だと言われています。来年以降はさらに外部の制作会社への予算は削られる方針で、番組のクオリティはどんどん下がっていくでしょうね。なので、コロナの中でもかろうじて黒字が保てそうな映画事業に集中をせざるを得ない状況なんです」(フジテレビ関係者談)
このままでは、フジテレビは自社の映画を宣伝するためだけのテレビ局になってしまいそうだ。
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