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巨人・山本の阪神移籍は功を奏すか? 球界からは「どんぐりの背比べ」と厳しい声も 

巨人・山本の阪神移籍は功を奏すか? 球界からは「どんぐりの背比べ」と厳しい声も の画像1
インスタグラム:辻沙穂里MBSアナウンサー)saoritsuji0517より

 プロ野球・読売ジャイアンツの山本泰寛内野手が金銭トレードで阪神タイガースへの移籍に合意したと11月30日、両球団が発表した。

 慶大から2015年ドラフト5位でプロ入りした山本は二塁、遊撃、三塁を守れるユーティリティープレーヤー。昨シーズンはキャリアハイとなる92試合に出場してリーグ優勝に貢献、日本シリーズにも出場したが今シーズンの1軍出場はなかった。

 一方タイガーズは2年連続で12球団ワーストの85失策を喫した。二遊間のレギュラーが固定できない中、守備力に定評のある山本の加入で競争は激化しそうだ。

 山本は「伝統ある球団でプレーできることを楽しみにしている。さらにレベルアップして貢献できるよう、精いっぱい頑張る」と意気込んでいるが、プロ野球OBの表情はなんとも険しい。

「今年、タイガースは右打ちの内野手で1軍に定着できた選手がおらず、山本の獲得を決めた意図はわかるが、かといって今年積みに積み上げた失策癖を一気になくせるかは微妙。北條、熊谷など同じタイプが増えただけで“どんぐりの背比べ”解消には至らないだろう」

 トレード話をまとめるのは各球団の編成部門の仕事だが、長年タイガースの編成が弱いと言われ続けているのは球界内では有名な話だ。今度こそ、結果を出して欲しいものだが……。

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最終更新:2020/12/02 18:00
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